グァンは大きなSwooshの付いたエア マックス 97を選び、ソウルの大きなネオン看板、韓国国旗の対比色、そして国旗中央の万物の均衡を意味する太極のマークをテーマにデザインを作成した。「ソウルでは、24時間ずっとネオン看板がついてるんだ」彼は説明する。「ほぼブラックで統一したアッパーは、ネオンが最も鮮やかに見える、都市の夜の様子を表現している」

「On Air」の6人の勝者の1人に選ばれたと聞いた時、グァンは我を忘れて喜んだという。「デスクを叩いて飛び上がったよ」彼は振り返る。「興奮して叫びながら、家の外に飛び出したんだ」デザインセッションのためNike本社を訪れ、自分のデザインの最初のサンプルを見た時も同じように興奮したという。「サンプルには、オリジナルデザインをそのままコピーしたような色が使われていた」グァンは説明する。

グァンがデザインのヒントにしたのはソウルの建築とカラーだったが、シューズにはこの街に住む、都市と同じように活気に満ちた人々への思いも込められているとのこと。「ソウルのネオンの光は、太陽が昇るまで輝き続ける」彼は説明する。「この光と色は、この街に暮らす人々の尽きることのない情熱をよく表しているんだ」