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エア フォース 1 ジャストドン

デザイン誕生まで

原点がしっかりしていれば、どこまででも進める。デザイナーのドン Cの人生の原点は、家族を養うことから新しいAF-100のデザインまで、すべてに活かされている。「よく言うのだが、状況は変わっても原点は変わらない。例え、どこにいようとも、やっていることは変わらない。いつも、礼儀正しく、尊敬の念を持ち、懸命に働き、頑張るんだ。どこにいても同じように格好いい製品を生み出すだけさ」シカゴ出身のドンは、高校生の頃からエア フォース 1を愛用している。よくある一目ぼれで、仲間が履いているのを見たときが始まり。そして、現在に至る。「デーブ・ジェフっていう、地元の仲間を称えなきゃならない。彼は親友の1人で、エア フォース 1を履いていたんだ。うらやましかったさ。」

デザインを進化させるため、ドンはファミリーの重要性に注目することから始め、フォースファミリーとして不可欠な3モデル、エア フォース 1、エア フォース II、エア フォース IIIの融合を試みた。「そして、このプロダクトが誕生することになるんだ。このプロダクトは、フォースを生み出したオリジナルのエア フォース 1を称えたもの。エア フォース 1はファミリーの曽祖父のようなものさ。そこから、子供のAF-II、AF-IIIが誕生していく」ドンの「フォースファミリー」というビジョンから、アッパー全体に各モデルの要素を組み合わせ、原点に立ち戻った。つま先部分にはエア フォース 1のデザイン、アイステイと足中央部のパネルにはエア フォース IIIのデザインを採用した。かかと部分にはエア フォース IIのアイコニックなTPUパネル、シュータンにはエア フォース IIIのシンボルとも言えるFORCEロゴが使われている。

ロゴの役割はそれで終わりではない。ドンにとって、Nikeの「Just Do It.」タグラインは非常に重要である。幼い頃を思い出し、チャンスあるごとに独自の「Just Do(n) It.」ロゴをデザインした。「こんなことがあるなんで、自分でも信じられなよ。いつも、『Just Don It.』のようにアレンジしたロゴを自分で使っているんだ。それをTシャツやステッカーなどにデザインするんだ。Swooshも、ずっとお気に入りさ」現在、Nikeシューズの公式デザイナーになったドンは、独自のジャスト・ドン x Swooshロゴをかかと部分に躊躇なく入れている。

最も重要なのは、ドンが自身の「ジャスト・ドン」シリーズと彼のデザインの個性ともいえる取り入れたこと。まず、独自のジャストドン ラグジュアリー スポーツスタイルのヘッドウェアによく使われているスネークスキン/パイソンのディテールを追加した。高級感を加えるため、Swooshと履き口のストラップのデザインに美しいエンボス加工のスネークスキンを使用。スネークスキンの採用は、ジャスト ドン キャップの原点となった「Buck 50」キャップへのオマージュでもある。仕上げとして、ゴールド加工のデュブレとアッパーアイレットを加えた「Hood Regal-ness」が表現される。全体にホワイトをまとったドン CのAF-100デザインは、インパクトのある仕上がりとなった。クラシックなアイコンをすべて取り入れ、ドン・Cのバージョンは、35周年にふさわしいものとなっている。