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エア フォース 1 TRAVIS SCOTT

デザイン誕生まで

トラヴィス・スコットが自身のAF-100のデザインを依頼されたとき、何より「過激なラッパー」という彼のステータスを取り入れたかったと言う。この構想をもとにデザインチームはただちに、クラシックモデルをその枠からはみ出させる方法を考え出した。「自分はサイケデリックで感情をあらわにするタイプだ」とトラビスは語る。「ばか騒ぎするのはショーのときだけだけど、そのときは本当にメチャクチャになる。自宅で一日中暴れるなんてことはないよ」と明かした。

スコットのステージ上とオフステージでの振る舞いを理解していれば、AF-100のデザインのユニークな外観からより多くのことを読み取れるはずだ。ヒューストンの作業着をヒントにしたホワイトキャンバスのアッパーは、彼が毎日一心不乱に仕事に取り組む一面とその姿勢を表現している。その対極にあるのが、スコットがエネルギッシュになる瞬間だ。彼が言うところの「過激なラップ」状態に思考がはいると、ステージ上で所狭しと、それまでに見せたことのないほど暴れまくる。こういった交錯する一面を表現して、マルチカラーのリフレクティブ素材を使ったディテールがアッパーのデザインに隠されている。ライトに照らされると、アッパー全体を縁取ったリフレクティブの素材が輝きを放つ仕掛けだ。

スコットのAF-100は、彼のエネルギッシュな一面を強調して、Swooshロゴを入れた取り外し可能なベルクロを採用。オプションとして煙や炎のグラフィック、クロムの大型Swooshなどが選択できる。シュータンには、彼のカクタス・ジャック・レコードに敬意を表した取り外し可能なパッチをあしらった。彼のグリルにヒントを得たシューレースデュブレは、シンプルながらも緻密で、さりげないのに生き生きとした印象を与えている。トラヴィス・スコット x エア フォース 1 LOWは、ユニークな側面から彼の性格を見事に表現しつつ、AF-1の定番でもある全体が真っ白なカラーリングを忠実に守ったデザインだ。