メインコンテンツに移動
  • Help
Inside The Vault: Icons In Grey

ICONS IN GREY

隠れた魅力

2001年、ジョーダンブランドから、後にエア ジョーダン レトロシリーズの定番となるシンプルなカラーのシューズが登場した。その名は「クールグレー」。エア ジョーダン 11の復刻版として2001年に登場し、発売後スニーカーファンの間で大きな話題を呼んだモデルだ。このエア ジョーダン 11の特徴は、どこまでも優美なディテールで落ち着いた雰囲気にアレンジされたスタイル。ソフトなグレーのデュラバック素材と光沢のあるパテントレザーの組み合わせが、絶妙なコントラストを生み出している。このレトロ調オフコートスタイルのヒントとなったのが、エア マックス 95。Nikeで最も人気の高いランニングシューズのひとつだ。「当時は、エア マックス 95のランニングシューズが大人気だった。ある朝早くに目が覚めたとき、エア ジョーダン 11バージョンのエア マックス 95が欲しいと思ったんだ。でも、アレンジするならバスケットボールを楽しむ人に合うシューズにしたかった」そう語るのは、現在フットウェア商品のディレクターを務めるジェントリー・ハンフリー。当時、このシューズのデザインコンセプトに取り組んでいた人物だ。

Inside The Vault: Icons In Grey

2つの人気シューズのシルエットを比べて、ジェントリーは、エア ジョーダン 11にはグレーが似合うと確信した。「同じカラーでも素材とテクスチャーの工夫により立体感を生み出せると知っていたから、濃淡のあるグレーでシューズを作れたら最高だろうなと思った」と彼は振り返る。「土台となる部分にホワイトで明るさをプラスし、靴底には半透明のアウトソールにグレーの濃淡を加えて、ラバーに陰影を出したかったんだ」

Inside The Vault: Icons In Grey

クールグレーの発売から数年間で、シリーズにはいくつものバージョンが登場。その中には、エア ジョーダン 9の新しいスタイルも含まれていた。このバージョンでは、ヌバックのアッパー、光沢のあるパテントレザー、くすんだカラーの半透明なアウトソールなど、エア ジョーダン 9とほぼ同一のデザインが使用された。

Inside The Vault: Icons In Grey

エア ジョーダン 9の新しいバージョンとして2004年に登場したこのモデルは、これまでで最もユニークなカラーを取り入れて、クールグレーの魅力を再定義。バーシティメイズのアクセントをさりげなく効かせるだけでなく、ヒールのJumpmanロゴにはクロムのカラーを使用した。その数年後には、グレーのスタイルのエア ジョーダン 3 LSも登場。実際、このシューズにクールグレーのシェードカラーは使用されていないが、「クールグレー」というニックネームが、レトロなデザインを象徴している。

Inside The Vault: Icons In Grey

パテントレザーからデュラバックまで、ユニークなグレーの色調は、エア ジョーダンシリーズにさりげない上品さをもたらしてきた。シリーズの最新作では、クラシックなカラーを再びアレンジ。スエードを使用したストラップ付きのエア ジョーダン 8に刺激的なアクセントをプラスしている。

Inside The Vault: Icons In Grey

エア ジョーダン 8

COOL GREY
この価格は利用できません

ロード中