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エア ジョーダン 6の進化

隠れた魅力

1991年、マイケル・ジョーダンは、故郷ノースカロライナ州で開催されたオールスターゲームにエア ジョーダン 6 “Infrared” を履いて登場。華々しいデビューを飾ったシューズは、ティンカー・ハットフィールドによるデザイン。ヒントになったのは、MJが所有するドイツ製スポーツカーの滑らかなシルエットだ。シューズにはビジブルNike Airとトランスルーセントのアウトソールが使用されている。

エア ジョーダン 6に使われたブラックとインフラレッドの配色でスピードを表現。また、シーズン後半でジョーダンが手にした初の優勝とも深くつながっている。この優勝を皮切りに、MJはキャリア通算6回の優勝を果たしている。その後、さまざまな素材やレッドの同系色を使った4つのバージョンが展開されたエア ジョーダン 6 “Infrared”。そして今年、シューズが初公開されたシャーロット市でのオールスターゲーム開催を記念して、オリジナルバージョンのエア ジョーダン 6が復刻。

エア ジョーダン 6のそれぞれのバージョンをチェックしよう。

1991

エア ジョーダン 6 OG

1991年に発売されたオリジナルバージョンには、ヌバックレザーのアッパーとJumpman x Nike Airのシューレースロックを使用。ヒールには、Nike Airのロゴとリフレクティブ(再帰反射)素材を使用したディテールがあしらわれた。

2000年

エア ジョーダン 6 “Black/Deep Infrared”

2000年バージョンでは、ヒールにリフレクティブ(再帰反射)素材は使わず、Nike Airロゴだけを継承。ミッドソールには、より深みのある「ディープインフラレッド」の色合いを使用し、シューレースロックにはJumpmanロゴだけが配された。

2010年

エア ジョーダン 6 “Black/Varsity Red”

2010年のBlack/Varsity Redバージョンでは、引き続きJumpmanロゴをあしらったシューレースロックを使用。「インフラレッド」は「バーシティレッド」のカラーに変更され、ヒールのNike AirのロゴはJumpmanのロゴに置き換えられた。透明のビジブルNike Airユニットにも、初めてブラックが使用された。

2010年

エア ジョーダン 6 “Infrared Pack”

ホワイトバージョンと同時に発売された、2010年のInfrared Packバージョンでは、透明のNike Airユニットに戻し、ヒールにはJumpmanのロゴを配置。Jumpmanのシューレースロックも継承した。リフレクティブ(再帰反射)素材のディテールは使用されていない。

2014年

エア ジョーダン 6 “Infrared”

2014年のバージョンでは、Jumpmanのヒールロゴとリフレクティブ(再帰反射)素材のディテールを再登場させ、鮮やかな「インフラレッド23」のアクセントを追加。Jumpmanのシューレースロックも継承されている。

2019年

エア ジョーダン 6 OG “Infrared”

2019年のバージョンでは、Nike Airのヒールロゴ、Jumpman x Nikeのシューレースロック、「インフラレッド」のアクセントを採用。また、ヒールのリフレクティブ(再帰反射)素材を使ったディテールとオリジナルバージョンのヌバック素材も継承された。1991年のオリジナルを再現した2019年のエア ジョーダン 6には、PU成型ソックライナーも使用されている。