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ATMOS ANIMAL PACK

デザイン誕生まで

ヒョウ、トラ、シマウマ、キリン、馬。この5種類の動物をイメージしたプリントと素材が、何と一足のシューズで融合。“Animal Pack” と称したマッシュアップデザインは、アトモスのクリエイティブディレクターを務める小島 奉文氏によるもの。エア マックス 95とエア マックス 1をキャンバスに、80年代に登場したキッズ用スニーカー、ナイキ ズーのグラフィカルなシューズボックスをヒントにしている。

“Animal Pack” の製作にあたり、小島氏はさらなるインスピレーションをサファリパークに求めた。ここは、彼の言葉で言うところの「最も素晴らしい動物たち」に引き付けられた場所。シューズのデザインには、トラとキリンの持つパワーと、シマウマ、ヒョウ、馬の持つスピードを反映させたいと考え、2色のSwooshも用意。レッドでは肉食動物のヒョウとトラを、グリーンでは草食動物のキリン、シマウマ、馬を表現した。

「デザインはユニークなものでなければ。まだ誰も見たことがないようなものにしたいと思った」そう語る小島氏は、スニーカーは着用できるアートだと考えるクリエイターだ。「スニーカーは、見ても履いても美しいもの」彼は語る。「スニーカーだけを展示する美術館があってもいいと思うんだ。こんなにカジュアルに毎日楽しめるアートって、ほかにはないからね」

Nikeが “Animal Pack” の成功を確信する理由となったのは、小島氏の持つ強い情熱だった。2006年バージョンは賛否両論を引き起こしたが、その後は高い人気を誇り続けている。「当時、クレイジーなデザインのAir Maxシューズがなかったので、市場に受け入れてもらえるかどうかは未知数だった」小島氏は振り返る。「斬新すぎるデザインでしたが、時代を先取りしていたのだと思う」