
AIR JORDAN XI 'CAP AND GOWN'
デザイン誕生まで
コートで着用できるドレッシーなデザインにルーツを持つエア ジョーダン 11。バスケットボールの最高の舞台に登場し、エナメルレザーとメッシュというかつてない組み合わせを披露したシューズは、マイケル・ジョーダンのシグネチャーシューズから、瞬く間にフォーマルな場でも着用できる定番ファッションアイテムへと進化した。エア ジョーダン 11 ‘Cap and Gown’ は、卒業式をイメージしてアレンジされたエア ジョーダン 11の進化形。製作を担当したドナルド・ケルシー、ハリソン・リュー、エリック・サンディ、リア・ネージンガストは、ティンカー・ハットフィールドとMJによるオリジナルのドレスシューズのインスピレーションを考慮しながら作業を進めたと説明する。

「こういうタイプのエア ジョーダン 11を夏にリリースするのは珍しいから、特別なものにしたいと思ったんです」マテリアルデザイナーのリアは説明する。「上質なフルグレインヌバックや、卒業式のオナーコードをイメージしたレースなど、卒業式というイベントに相応しい高級な素材を使いたいと思いました」。エア ジョーダン 11 ‘Cap and Gown’ は、全面をブラックで仕上げた初めてのエア ジョーダン 11でもある。隆起したJumpmanロゴやヒールに施された刺繍の「23」などの上質なディテールが、ドレスアップした雰囲気をさらに高めている。

「職人技、製造プロセス、エンジニアリングでシューズを進化させながらも、このシューズの特長であるコートでの快適な履き心地は守りたかった」フットウェア開発者のハリソンは説明する。エア ジョーダン 11ではドレスシューズの伝統を打ち破ることをテーマにしていたが、エア ジョーダン 11 ‘Cap and Gown’ は、新しい素材と特別なイベントをイメージしたデザインでジョーダンの伝統を進化させることも目標としていた。そして誕生したのが、卒業を祝う世界中の学生たちのための一足だ。2018年に卒業する学生とその功績を称えるため、アメリカの特定の学校の卒業生には、このシューズへの早期アクセス権が贈られる。
