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デザイン誕生まで

エア フォース 1 HIGH SL(スポーツ ラグジュアリー)
誕生から、バスケットボールシューズの枠組みを超えて進化してきたエア フォース 1。発売からすぐにシリーズ以外の展開もはじまり、トップクラスの人気と万能性を誇るシューズとなった。毎日の生活に溶け込みながらも、エレガントな夜の外出にも対応できるスタイルが特長だ。この万能性に着眼したNike Sportswearのデザインチームが、大人気シューズの新たな可能性を模索しはじめたのである。エア フォース 1 SLのデザイン開発に関わったデザイナー、ディーボン・マッキニーは説明する。「エア フォース 1をベースに新しいシューズを作るというよりも、このシューズのあらゆる細部に上質な高級感を盛り込んだらどうなるだろうかと考えたんだ」
イタリア製のバケッタタンレザー。ローズゴールドのアクセントカラーをまとった履き口のリング。取り外し可能なレースチップ、デュブレ、シュータンバッジ。あらゆる細部に高級感を表現したデザインワークがスタートする。どんな些細な要素も見落とさないよう、徹底的な検証がおこなわれた。「どこまで細部にこだわり抜けるか、ずっと考えていたんだ。まず目をつけたのは製造技術。シューレースの先端、ステッチの仕上げ、縁の処理など、ごく当たり前だと思っていた要素も見直した」とディーボンは振り返る。
クラフトマンシップへの傾倒は、アッパー全体のステッチにはっきりと示されている。これはディーボンが高級車のハンドルに使われている手縫いのレザーをヒントにしたもの。このユニークなステッチが、新しいプレミアムレザーのストラップやSwooshにも使用された。
「あらゆる細部に高級感を」という基本路線に基づきながら、チームは象徴的なシューズデザインの機能性にも贅沢な革新性を盛り込もうと模索を続けた。「つまり、しっかりと作り込んだ上質さで、シューズの履き心地や性能を高めることが大切だとわかったんだ」イノベーションについて尋ねると、ディーボンはそう説明した。
これまでのスタイルを継承しながら、シューズ設計を抜本的に改良して全体のフィット感と履き心地が向上。アッパーを再構築することで、新しいフィット感を実現させた。「より快適な履き心地を生み出すため、フォームの量を減らしたんだ。以前よりも足にぴったりと馴染み、シューズの中で足が動かない。そして以前より少しだけファッショナブルなデザインになっているはず」と語るディーボン。足元には、エア フォース 1の快適な履き心地を新次元へと引き上げるドロップイン式クッショニングを採用した。ドロップイン式ミッドソールには柔軟性を高める細やかな切れ込みとLunarlonフォームをあしらい、ヒールにZoom Airクッショニングを内蔵している。
そして生まれたのが、40年以上にわたるNikeの伝統を集大成したシューズ。クラシックなエア フォース 1のディテール、贅沢な素材、画期的なクッショニングなどの重要なDNAが同居している。エア フォース 1 SLは、フォースの次世代を切り開きながら、未来への道を照らし出した輝かしい時代を称えている。
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