LAST SHOT
隠れた魅力
14年間にわたり、想像を絶するテクニックと重力に逆らうようなシュートでシカゴ・ブルズの伝説を生み出してきたマイケル・ジョーダン。このチームで築いた輝かしいキャリアの締めくくりとして、'His Airness' はバスケットボールの歴史に永遠に刻まれるラストショットを決めた。それはMJにとって6度目の優勝をかけた試合でのこと。試合終了まで残り10秒を切った時点で、相手チームが1点リード。そんな中、このゲームとシーズンの窮地を救ったのは、マイケルと、恐ろしいほどに洗練されたブラックとバーシティレッドのエア ジョーダン 14。スペースを生み出し、積極的なプレーを展開した。
この歴史的な瞬間により、エア ジョーダン 14は不朽の名作としての地位を確立。そして、マイケル・ジョーダンが優勝を決定付けるシュートを放ってから20年が経った今、エア ジョーダン 14 ‘Last Shot’ が、オリジナルバージョンの姿で華々しく再登場する。ステッチを施した攻撃的なブラックのレザーアッパーを使用したこのシューズは、MJの愛するスポーツカーをイメージ。この影響は、外側のパネルを飾るJumpmanのシールドにも見てとれる。ブラックとコントラストを生み出すレッドのサイドベントは、イタリアの自動車メーカーが得意とする高級感と高性能の融合を表現。この2つの要素は、ジョーダンブランドとMJのプレーのレベルを形容するものでもある。
エア ジョーダン 14は、1998年にオリジナルバージョンが誕生。そして2005年には、スエードの代わりにヌバック製のトゥキャップを備えた初のレトロバージョンが登場した。2011年には、再びスエードのトゥキャップを使い、MJの伝説的な「ラストショット」の瞬間を思わせるスタイルで復刻している。
そしてオリジナルの誕生から20年が経った今、エア ジョーダン 14 “Last Shot” が、シューズの歴史における地位を確かなものとする。アイコニックなデザインだけではない。このシューズには、マイケル・ジョーダンがシカゴの伝説として有終の美を飾った歴史が宿っているのだ。