2005年、20年間にわたってシューズを製作してきたマイケル・ジョーダンとJordanブランドは、他のブランドには見られない偉業を達成していた。彼らは世界中に散らばる数百万人というプレーヤーに刺激を与え、途切れることのない伝統を築き、そしてスポーツ界に偉大さの新たな基準を打ち立てていた。これほど重大なプロジェクトの締めくくりには、特別なシューズが必要だ。変革の20年を記念して、Jordanは伝説的なコラボレーターのティンカー・ハットフィールドにデザインを依頼。現代のスニーカーカルチャーを構築、そして再構築したパートナーシップを復活させた。

ハットフィールドは20周年というテーマをキャンバスに、MJの人生を語るデザインを目指した。アッパーに埋め込まれたアイコンは200個以上。それぞれの記号は、幼少期から比類なき伝説を残したキャリアにいたるジョーダンの歩みを象徴している。サイドに配された69個のディンプルは、MJのキャリア最多得点を表現。マイケル・ジョーダンという偉大なアスリートの自叙伝のようなシューズにするべく、ティンカーはあらゆる可能性を検討した。完成したシューズは、まさに集大成と呼ぶに相応しい一足だ。