story

「こんにちは、ジュピター・デスフィーです。 カタリスト部門でシニアフットウェア・デザイナーをやっています。G-DRAGONは、性別の枠にとらわれない人物。 男性である彼がデザインしたものだけど、このシューズは…」

「誰にでも履けるものになっている。 彼は正真正銘のファッションアイコンだし、高級アイテムもそうでないものもスタイルに取り入れている。 世界的に影響力を持つ人物だよ。 2作目のコラボとなったKwondo1では、もっとオリジナリティを出したかった。 彼は、最初のうちは、ランニングやビンテージのランニングのシューズにかなり関心を示していて…」

「そのうちゴルフシューズとボウリングシューズに目をつけ始めた。 限界までこだわって、今までになかったような作り方を模索していたみたい。 現行のシューズのなかでも、このウィングチップスタイルは、かなり斬新だと思う」

「Kwondo1のアイデアを練っていたとき、アーカイブを保管しているところにもドレスシューズを履いたG-DRAGONが来たよ。 ジャノスキの靴型を選んだのは、かなり幅の狭いタイプで、つま先の形もよかったから。 僕にとってはこれが一番ドレスシューズっぽかった。 このシューズは、同系色でまとめた…」

「トリプルホワイトで、上質なレザーも使ってる。 ここのオーバーレイをウィングチップ風にして、サッカーにインスパイアされたフラップも加えた。 ドレスシューズらしさを出したかったんだ。ここにはデイジーをちょっとプラスしたんだけど…」

「花びらが一枚欠けているのがわかるかな。これはG-DRAGONのPEACEMINUSONEロゴ。 靴底にあるから、砂の上を歩けば足跡がデイジーのロゴになるし、ヒールにも刺繍が入っている。 彼はいつも情熱的で、求めるビジョンを…」

「明確に描いていた。 彼の手法は音楽作りに似ているんじゃないかな。 レコーディング作業で、気に入らないところがあればブースに戻ってまた録りなおす。 どんなアイデンティティの人も履けるみんなのためのシューズ。 それが彼の目指しているビジョンだよ」

【NIKE公式】デザイン誕生まで：Kwondo1

Behind the Design

Kwondo1