メンズ用ヨガウェアの選び方
購入ガイド
メンズ用のヨガウェアに関するこのガイダンスを参考にして、ツリーポーズでしっかりと、快適に背筋を伸ばそう。
歴史的にヨガ実践者は男性よりも女性の方が圧倒的に多い。 2012年にYoga Journalが行った調査では、ヨギーの約82%が女性で、18%近くが男性だと報告されている。 しかし、ここ数年では、ヨガマットを抱えてヨガスタジオに行く男性がますます増えている。 2016年にYoga JournalとYoga Allianceが行った「アメリカのヨガ調査(Yoga in America Study)」によると、2012年から2016年までだけでも、米国の男性ヨガ実践者数は150%跳ね上がっている。
では、男性ヨガ実践者はなぜ急増しているのだろうか? おそらく男性は、ヨガがもたらす多くのメリット、中でもバランスや柔軟性や筋力の向上、背痛や関節炎の緩和、心臓の健康、安眠、活力や気分の改善といったメリットに着目するようになったのだろう。
ヨガ初心者も、長年続けている熱心な愛好家も、ヨガを実践するメリットを最大化する男性向けヨガウェアを選択する必要がある。 ジムでサーキットトレーニングをする際のワークアウトウェアとして機能する服は、ヨガスタジオでは理想的ではないかもしれない。 ヨガマットの上で最高のパフォーマンスを発揮するには、お気に入りのサッカーチームのTシャツや着慣れたカーゴショートパンツはやめて、通気性と伸縮性に優れたヨガウェアに着替えた方がいいだろう。
ヨガマットの上でダウンドッグからコブラのポーズへ、そしてチャイルドポーズへと移っていくとき、できるだけ自由に身体を動かしたいと思うはずだ。 また、ホットヨガ中は特に、できるだけ涼しい状態をキープしたいと思うだろう。
ここでは、ツリーポーズに取り組むときに、しっかりと、快適に背筋を伸ばせるヨガウェアを選ぶためのガイダンスをいくつか紹介する。
湿気を逃がす素材を選ぶ
たくさん汗をかくホットヨガクラスに限らず、ヨガをするときはできるだけ涼しく、自信をもって取り組める状態をキープしたいものだ。 スポンジのように汗を吸う綿100%の素材は避けて、身体から湿気を逃がし、臭いや汗じみを抑制するヨガパンツ、ショートパンツ、シャツを選ぼう。 ワークアウトレギンスやタイツを好む男性もいれば、ゆったりとしたジョガーパンツを好む男性もいる。
ナイキ Dri-FIT ショートパンツとパンツは、この点で優れている。 速乾性に優れたリサイクルポリエステル繊維を75%以上使用しており、最初のストレッチから最後のポーズまで、さらりとした状態をキープする。 Dri-FITテクノロジーを採用した軽く柔らかな素材で、さらりと快適な着心地が持続するのだ。
インフィナロン素材を使用したヨガ向けのナイキ ショートパンツもある。 このようなショートパンツは柔らかく滑らかなはき心地で、呼吸をしながら身体を伸ばしたり、動かしたりするときに優しい着圧感を提供する。
何のワークアウトウェアを選ぶのであれ、ドローコードの付いた伸縮性のあるウエストバンドなど、便利な機能を備えたショートパンツを探すといい。 他にも、通気性の高いメッシュや、携帯電話などの貴重品を安全に収納できるポケットといった特徴をチェックしよう。
環境に対応したものを選ぶ
ヨガショートパンツにするか、ヨガパンツにするか決めるときは、天候を考慮する必要がある。 暖かい気候帯に住んでいるなら、ショートパンツが快適だろう。 しかし、寒い地域に住んでいるなら、パンツを選んだ方がいいかもしれない。
ナイキ Dri-FIT ショートパンツまたはパンツを、涼しいワークアウトトップスと組み合わせてもいいだろう。 その場合、天候に応じて半袖または長袖のトップスを選ぶことになる。
サイドにスリットが入っているなど、柔軟性を高めるデザインのトップスを探すといい。 また、後ろ身頃が長めのトップスを選べば、体を曲げ伸ばししてもしっかりとカバーしてくれる。 もちろんトップスは、Nike Dri-Fitなど、汗を逃がして素早く蒸発させる素材のものが最適だ。
半袖または長袖のヨガトップスの機能としては他にも、ジッパー付きの隠しポケット、正しい姿勢をチェックできる中央のシーム、トップスのずれを防止するために裾の内側に施されるグリップテープなどがある。
特にホットヨガクラスなどでたくさん汗をかくなら、ワークアウトウェアを選ぶ際にも最新の注意が必要だ。 湿気を逃がす機能を備え、裾にベントの入ったタンクトップは、室温が高いときに便利だろう。
マットから離れて過ごす時間も考慮する
ヨガの後に近くの店で友だちと会ってお茶を飲む予定だとする。 こうした場合は、身体をしっかりめに覆うウェアの方が、しっくりくるだろう。 そんなときにちょうど良いジャケットを用意しておくといい。
ジッパーとフード付きのナイキ ジャケットは、ヨガの最中だけでなく、その前後にも身体を快適にカバーする柔らかな薄手のレイヤーとして活躍する。さらにハンドポケット付きであれば、なお便利だ。 やはり、ポリエステルなど、汗を逃がしてさらりとした状態をキープする素材のジャケットやスエットシャツを探すといい。
フィット感を重視する
健康を保ちたいなら、優れたフィット感のヨガウェアを探す必要がある。 ヨガショートパンツ、パンツ、トップスは、動きにくさを感じることなく身体を動かせるよう、ゆったりとしている必要がある。しかし一方で、身体を伸ばしたり、ポーズを決めたりするときに肌が過度に露出するほどであってはならない。
また、身体に合わないウェアを着て、ヨガセッションの最中に常に直さなければならないと、非常に気が散るだろう。 ウェアに気を取られることなく、ポーズに集中できるウェアを選ぶことが重要だ。