ウィメンズプラスサイズアパレルへのアプローチをNikeが再定義
購入ガイド
Nikeが展開するプラスサイズのウィメンズウェアは、どのような体型でも、体を動かすことで自信やパワーを感じられるように作られている。 ここでは、それについて詳しく紹介しよう。
これまでにウィメンズのプラスサイズのワークアウトギアを購入したことがある人は、運動中もずれたりたるんだりしない、体にぴったりフィットするプラスサイズのウェアを見つけるのに苦労した経験がないだろうか。 理由の1つとして、アパレルブランドがアスレチックウェアを開発する際、必ずしも幅広い体型やサイズを考慮してこなかったことが挙げられる。
もちろん、ミディアムサイズのレギンスのデザインを取り入れて、「3X」と呼ばれるサイズのレギンスを製造することはアパレルブランドにとっては可能だが、それが別の体型にもフィットするとは限らない。
この問題に対処するため、Nikeはウィメンズのプラスサイズアパレルへのアプローチを変革し、サイズスケールを0Xから4Xまで拡張。あらゆるサイズ、身長、体型を含むすべての体にNikeのウェアがよりよくフィットするように、デザインプロセスの再定義を行った。
プラスサイズとは?
Nikeではプラスサイズアパレルの品揃えを拡張し、1Xから3Xまでだった従来のプラスサイズの範囲から、0Xから4Xまでのサイズ展開へと進化させた。
サイズの見直しは、単に身体測定の数値だけに基づいているわけではない。 Nikeのプラスサイズウェアのデザイナーたちはこれを科学と捉え、あらゆるサイズや体型の人々が体を動かすことで自信やパワーを感じられるようなスポーツ用ギアの製作に取り組んだ。
Nikeのウィメンズのプラスサイズおよびマタニティアパレルのリードテクニカルデザイナーであるアン・ウッドラフによれば、スポーツウェアのカテゴリーにおいて、プラスサイズの人向けの選択肢は、歴史的に見ても限られていたという。 「プラスサイズを着ている女性がメンズセクションで買い物をしたり、体にきちんとフィットしないスポーツウェアを無理して着ていたりするのはよくある話です」とウッドラフは言う。 「私たちは、お客様のニーズに耳を傾け、特定の体型に合わせたウェアを設計することで、現状を変えたかったのです。」
ここでは、Nikeのプラスサイズアパレルとはどのようなものか、どんなふうに作られているのか、そして体にぴったりと合う快適なプラスサイズウェアを見つけるにはどうすればよいかについて解説する。
Nikeプラスサイズアパレルの特徴とは?
Nikeのウィメンズアパレルでは、XXSから4Xまでのサイズを揃えている。
XXSから2XLまではNikeの「標準」サイズに含まれ、 従来の業界サイズに沿って設計されている。
0Xから4XまでのNikeプラスサイズは、データに基づき、曲線的な体型に合うよう特別に設計されている。 タンクトップからスポーツブラ、レギンスにいたるまで、Nikeのウェアは、あらゆる体型の人にとって快適で、締め付け感がなく、さらにどんな動きにも対応できることを確認するために厳格なテストを行っている。
(関連記事:自分に合ったNikeスポーツブラの見つけ方)
「Nikeでは、すべてのプラスサイズのウェアのデザインを、専任のPlus Technical Designチームが手がけています」とウッドラフは説明する。 「すべてのモデルを実際に人の体にフィットさせ、評価しています。 フォーカスグループ、着用テスト、そしてお客様のインサイトから得られた調査結果を使用して、プラスサイズのスタイルに関するすべてを決定しています」とのことだ。
たとえば、0Xから4Xまでのサイズを着用する曲線的な体型の女性に向けてレギンスをデザインするにあたり、股上を独自の長さ(ハイライズでもミッドライズでもない、その中間のあたり)にすることで、運動中に最も快適と感じてもらえることが製品テストを通じてわかった。
「Nike Plusデザインチームとして、私たちはアスリートのために設計したサポート性と機能性の高いプラスサイズアパレルを誇りに思っています。 この勢いに乗って、毎シーズン、新しいスタイルでプラスサイズの品揃えを増やしていくことを楽しみにしています。」
アン・ウッドラフ(ウィメンズプラスサイズおよびマタニティアパレルのリードテクニカルデザイナー)
その他のカテゴリーに属するNikeプラスサイズウェアのサイズ感については、次のとおり。
1. プラスサイズのレギンスとパンツ
ウッドラフによると、Nikeのデザイナーは、これらのウェアを設計する際、背面にへこみや隙間ができるのを防ぐためにウエストバンドに特別な輪郭を施す。 「お腹を包み込んでサポートするようにウエストバンドを形作っています」とのことだ。また、ウッドラフ曰く、多くのプラスサイズのレギンスとパンツは、伸縮性が高くサポート性のある生地を使用してレギンスが体に快適にフィットするよう設計されているため、丸まったり、滑り落ちたりすることがない。
2. プラスサイズのタンクトップとTシャツ
「バストとウエストの形を整える機能を追加することで、体の曲線を包み込むようなパターンを設計しています」とウッドラフは説明する。 「タンクトップやトップスの場合は、裾の輪郭を整え、前面でずり上がって見えないようにしています。」
3. プラスサイズのドレスとロンパース
Nikeのプラスサイズドレスやロンパースをぴったりとフィットさせるには、バランスに特に注意を払うことが重要だとウッドラフは言う。 「ポケットのサイズを変更したり、縫い目、ウエスト、ヒップなど特定の部位で形を整えたりします」とのことだ。
4. プラスサイズのジャケットとベスト
ウッドラフの先ほどの指摘にもあったとおり、Nikeのプラスサイズのジャケットとベストでは、体型をより良く見せるためにパネルを追加している。 「首とあごの周りが快適になるように、襟の輪郭を整えています」と彼女は説明する。 「ポケットの位置は、使いやすさを考慮してより前面へと移動しました。」
5. プラスサイズのパーカーとトレーナー
Nikeのプラスサイズのパーカーとトレーナーについては、バストとウエストのシェイピング機能を追加することで、ぴったりと程よいフィット感を実現している。
よくある質問
プラスサイズとは?
Nikeのプラスサイズアパレルには、0X、1X、2X、3X、4Xのサイズがある。 サイズ感やフィット感について詳しくは、Nikeサイズ表をチェックしよう。
Nikeおすすめのプラスサイズレギンスは?
ナイキ ゼンビーやナイキ ゴーなどの主要なNikeのレギンスシリーズには、プラスサイズが用意されている。 自分にぴったりのレギンスを見つけるには、好みのフィット感を見つけるのが第一歩。軽い着圧感のある「ロックイン」のフィット感(例:ナイキ ゴー)を好むか、抜群に柔らかく滑らかな肌触り(例:ナイキ ゼンビー)を求めているかのいずれかで決めよう。
Nikeのレギンスについて詳しくは、「Nikeおすすめのウィメンズワークアウトレギンス」もチェック。
文:ジュリア・サリバン