Nike FCのスタイル:ニコール
Culture
自らが主宰する草の根サッカーチームから大胆で自信に満ちたアート制作、パーソナルスタイルまで、ニコールの独創性は常に輝きを放つ。
「デザインを超えて」は、新進気鋭のクリエイターを訪ねて個性的なスタイルに注目するシリーズ。
「イットガール風の根っからのサッカー少女」。メールで自らのスタイルをそう表現したニコール・チョイに、私たちはすぐに会いたいと思った。
サッカーをしながら香港で育ち、ロンドンに移住後は、ZINEカルチャーを通してサッカーへの情熱を再燃させたニコール。現在はスポーツを、アート、洋服、そして彼女が共同設立した草の根チームとインクルーシブなコミュニティなど、自身の生活のあらゆる面に刺激を与えるものとして捉えている。
「以前、私のスタイルを『いつでもサッカーができる格好』と表現した人がいました」とニコール。「気がつくと、私が着るものにはいつもスポーツの要素が入っているんです」。刺繍アーティストである彼女は、鮮やかなカラーと意外性のある質感をミックスして組み合わせるのが好きだ。
イーストロンドンにあるニコールのアパートの近くで彼女と待ち合わせた後、ニコールが足しげく通う手芸店に向かい、最新のNational Teamコレクションのアイテムのスタイリングに取り組んだ。下にスクロールして、サッカーギアと自身のワードローブから選んだお気に入りのウェアを、シームレスにマッチングさせた彼女のコーデをチェックしよう。
独創性を発揮
「私の刺繍アートは、大胆で、率直で、ユニーク。私の着たいものと調和します。パープルカラーのオランダのユニフォームと私物のオレンジのパンツの組み合わせは、私のお気に入り。これが私流のユニフォームの着こなし方で、このカラーはまさに自分らしいと感じます」
「まずは小さいことから始めます。友達と一緒にそこから積み上げていきます。大切なものためにスペースを作っていれば、賛同する人たちが出てくるはず」
ニコール
クリエイティブ、刺繍アーティスト、Baesianz FCの共同創設者
世界的な視野で考える
「香港は通常、世界的なトーナメントに参加しないので、どこか特定のチームを応援しているという感覚はありません。私の場合、コーデに合わせて、色合いやその時の気分にマッチするユニフォームを着ます」
ファッションと機能性
「オーバーオールとスカートの組み合わせは、違ったテクスチャーをミックスできるから大好き。このスタイルは本当に楽しくて、Baesianz FCと過ごす時の私の喜びが表れていると思います」
写真:エリオット・ジェームズ・ケネディ
スタイリング:ココ・メル
インタビュー:グレース・ゴードン