Nike FCのスタイル:AntsLive
Culture
ミュージシャンで、モデルで、元ユースのコーチであるAntsが生まれ育ったのはロンドン。だが、サッカーをヒントにしたコーデのテイストには、彼の世界的な視野が表れている。
「デザインを超えて」は、新進気鋭のクリエイターを訪ねて個性的なスタイルに注目するシリーズ。
「僕にとってファッションとサッカーは切り離せないもの」ミュージシャン兼モデルであり、ずっとサッカーをしてきたAntsLiveは、ハックニー(ロンドン)のレコーディングスタジオから電話でそう語った。
10年間プレーヤーとしてサッカーに明け暮れ、その後8年間ユースチームのコーチを務めたAnts。そんな彼がピッチを離れても常にユニフォームを着こなし、スポーツスタイルのコーディネートを楽しむようになったのは自然のことだった。
「時々、マネージャーが僕にスマートカジュアルの服を着せようとすることもあります」と彼は笑って話す。「でも、大体いつも僕が惹かれるのはトラックスーツ。それで育ってきたし、僕という人間を表現するスタイルだから」
Antsのスタジオで、最新のNational Teamコレクションのアイテムを試着してもらった。下にスクロールして、彼が好きな3チームのウェアのスタイルをチェックしよう。
華麗なゲーム
「ブラジルチームのトップスなら何でも着る。カラーが好きなんです。好きな選手にはブラジル人の選手もいますよ。僕のとっておきの一着は、ロナウジーニョのサイン入りシャツ。ずっと好きな選手と言っていいですね」
「出会った人がサッカー好きや音楽好きだったり、同じチームのファンだったりすると、仲良くなる。ほかに理由は要りません」
AntsLive
ミュージシャン、モデル、サッカープレーヤー、元ユースチームコーチ
ブルーをまとう
「フランスのトレーニングユニフォームは、人生の最期まで着ていたいぐらい。フランスは、僕にとってはファッションの国。パリの人たちの装いはシックだと思います。パリ・サンジェルマンとJordanのコラボが出たときは、出費を惜しまず手に入れました」
原点回帰
「イングランドは、ほかに代わりのない存在!何だかんだ言っても僕はロンドンで生まれ育ったんです。とにかくトーナメントで盛り上がる。そんな英国のカルチャーにどっぷりはまってます。パブに行って試合を観戦する。それが大好き」
写真:エリオット・ジェームズ・ケネディ
スタイリング:ココ・メル
インタビュー:グレース・ゴードン