汗をかきやすい足に適したソックスの選び方

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足が汗でびっしょりになると、ワークアウトに集中できなくなることがある。 しかし、ソックスはそんな状況を一変させてくれる。 ここでは、汗をかきやすい足に適したソックス選びのポイントを紹介しよう。

最終更新日:2021年11月30日
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汗ばんだ足にぴったりのソックスを選ぶには

足に汗をかきやすい人は、ワークアウトを行うと汗で足がじっとりし、臭くなり、不快感が増す場合がある。 それによって、足が滑ったり、いつも水ぶくれができたり、シューズを脱いだときの不快な臭いに悩まされたりといった経験をすることもある。

しかし、適切なソックスを着用することで、足の通気性を保ちながら湿気を逃がすことができる。 これにより、臭いの原因となるバクテリアの増殖が抑制され、足を清潔な状態に保つことができる。

UCSD Healthによると、足の汗腺は片足だけで125,000個ある。 さらに、1センチ四方でみると足の裏は身体のどの部分よりも汗腺が多い。 体温が上昇すると、汗腺から汗が分泌される。 この分泌された汗が蒸発することで、身体が冷やされ、中心部の体温が下がる。 しかし、汗腺から過度に発汗している場合や、汗が適切に処理されていない場合は、こうしたメリットは得られない。

ソックスとシューズの組み合わせが熱と湿気を閉じ込めることで、さらなる体温の上昇や汗の増加につながる。 これにより、暖かく湿気の多い環境が作り出され、バクテリアが繁殖し、水ぶくれもできやすくなる。

バクテリアは足から分泌される汗に棲みつき、そこで臭いの原因となる酸を生成する。 また、足が臭くなるだけではなく、水虫や真菌症にかかる恐れもある。

しかし幸いなことに、適切なソックスとシューズを履くことで、状況を一変させることができる。 汗や湿気を閉じ込めるタイプのソックスは事態を悪化させてしまうが、湿気を逃がすソックスは汗や臭いと戦い、足をさっぱりとドライに保ってくれる。

汗をかきやすい足に最適なソックスの選び方

汗をかきやすい足に適したソックスを選ぶときに確認してほしい主な特長が2つある。それは、湿気を逃がす素材と通気性だ。

湿気を逃がす素材

湿気を逃がすソックスは、メリノウール、ナイロン、ポリエステルのような繊維で作られていて、肌から汗を吸収し、蒸発させるようにデザインされている。

Nike Dri-FITのソックスは、ポリエステル素材で作られているため、さらりとした着用感が続き、より快適に長時間の激しい運動を楽しむことができる。 Dri-FIT独自の高性能マイクロファイバー構造が、自然な体温調節をサポート。汗を逃して素材の表面に分散し、すばやく蒸発させる。

通気性

汗は湿気と熱がこもることで蓄積していく。 一部の素材は空気を通す性能を持っており、汗の蓄積を防止し、体温調整をサポートしてくれる。 また、通気性に優れた素材は撥水性も兼ね備えており、すばやく汗を蒸発させる。

コットンは最も通気性に優れた素材ではあるが、熱を保持する性質があるため、発汗を促してしまう。 メリノウールは、その通気性、クッショニング、速乾性からソックス用の素材として人気を集めている。 さらに、メリノウールには状況に応じて変化する断熱性があるため、気温の変化に適応し、寒いときには熱を閉じ込め、暑いときには皮膚の呼吸を助けてくれる。 こうした理由から、作業用やハイキング用のソックスにメリノウールが広く使用されている。

しかし、トレーニング用としてはそれほど一般的ではない。 ランニングやワークアウト用であれば、ポリエステル、ナイロン、スパンデックスといった素材を探そう。 その他の選択肢としては合成素材もソックスに最適で、通気性に優れ、熱を閉じ込めない。

また、メッシュなどの追加の機能が搭載されたソックスは、通気性の向上が期待できる。 ナイキ スパーク ライトウェイト ソックスは、足の甲に配置した空気を通すメッシュで涼しさをキープする。

よくある質問

厚いソックスと薄いソックスでは、どちらが汗をかきやすい足に適している?

クッショニング効果の高い厚いソックス。水ぶくれから足を守り、より湿気を吸収してくれる。 たとえば、ナイキ エブリデイ プラス クッションド ソックスの厚みのある素材は、コットン70%、ポリエステル27%、スパンデックス2%、ナイロン1%で構成されている。 この配合は、コットンの厚みと通気性を活かすうえで理想的だ。さらに、合成素材により汗を逃がし、臭いの原因をカットする。 また、この組み合わせは発汗防止かつ水ぶくれ防止にもなるのだ。

通気性に優れたソックスの着用方法は?

通気性に優れたソックスであったとしても、その他のソックスと同様に着用しよう。 足に汗をかきやすい場合は、日常的に着用しよう。 ワークアウトのときに汗をかきやすい場合は、エクササイズのときのみの着用でよいだろう。 ただし、着用のたびに忘れずに洗濯しよう。

公開日:2021年11月10日