ランニングを始める理由トップ9
スポーツ&アクティビティ
気分を高めたい、仲間の輪を広げたい、外に出かけたい、初めてのレースに参加したい等、取り組む理由はさまざまだが、ランニングには減量の他にもたくさんのメリットがある。
エクササイズが減量に効果を発揮することはよく知られている。 問題は、数あるワークアウトの種類から、自分が試すのに最適なものをどのように選べばいいかということだ。 シンプルかつ効果的なエクササイズで、あまり費用をかけずに脂肪を落とすことを目指すなら、ランニングを検討してみてはどうだろうか?
目標に合うエクササイズとしてランニングが最適な理由を9つ紹介しよう。 「エクササイズで心拍数を正常に保つヒント」も要チェック。
ランニングは始めやすく、お財布に優しい
ランニングは、特別な器具を必要としない数少ないワークアウトの1つだ。かっこいいシューズがあればそれでいい。 ジムに入会する必要もないし、トレーナーやコーチを雇う必要もない(ただ、トレーナーがいれば助かるときもあるだろう)。また、高価なトレーニングツールも不要だ。
さらに、安全さえ守られていれば、時と場所を問わず走れる。 休暇中でも、昼休みでも、朝でも、夜でも、ランニングは好きなときにできるのだ。 天候が悪くて外に出られないときは? 階段を走って上り下りする高負荷セッションに取り組んだり、トレッドミルを走ったりするのがおすすめだ。
ランニングはカロリーを消費する
ランニングの効果が一律ではないことをご存知だろか。 実は、ランニングの時間を延ばしても、必ずしも消費カロリーが増えるわけではないのだ。 また、長い距離を続けて走っても、カロリー消費の鍵となる除脂肪筋肉量の増加にはつながらない。 研究によると、ランニングには基礎代謝率(安静時のカロリー消費量)を高める効果がある。
高負荷のランニング(スピードインターバルトレーニングなど)では、アフターバーン効果も得られる。つまり、トレーニング終了後もさらにカロリーが消費される。 体力を上げるのに最も理想的なワークアウトは、一定速度の長距離ランと高速の短距離ランの組み合わせだ。
ランニングにはお腹の脂肪を減らす効果が期待できる
ランニングワークアウトは、内臓脂肪(腹部の深部に蓄えられる脂肪)を減らすのに効果的だ。 お腹に多少の脂肪があっても健康に問題はない(年齢や性別による)が、内臓脂肪過多になると循環器疾患のリスクが高まる。 もちろん、数百回の腹筋運動やプランクに毎日取り組むのもよい。体幹の筋肉を鍛えることは、多くの理由から賢明なことだ。だが、お腹の脂肪を落とせるとは限らない。
一方、ランニングはカロリー消費や全身の脂肪減少にうってつけで、特にお腹回りに効果的だ。 実際に、2013年に発表された研究では、中・高負荷の有酸素運動(ランニングなど)には腹部の脂肪を減少させる「最大級の潜在能力」があると結論づけている。
ランニングワークアウトのバリエーションは無限にある
エクササイズとして多種多様な形があるというのがランニングのメリットの1つだ。同じワークアウトを繰り返さずに済む。 ランの種類は多く、どれも健康に良い効果をもたらす。 例えば、ワークアウトにあまり時間を取れない場合は、最寄りの陸上トラックや歩道でスプリントを数本走れば、短時間で効率的に効果を上げられる。 坂道を利用できるなら、坂道ランもワークアウトの効果を最大限に引き出すのに最適だ。
リラックスしたり、頭をすっきりさせたりしたいときは、ゆっくりとしたペースで長めに走るとよい。 レースに向けてのトレーニングから、ただ楽しむためのジョギングまで、ランニングはさまざまな形のワークアウトに変化させることができる。
ランニングによって空腹感が抑えられる
エクササイズプログラムを始めたら空腹感が増したという話を聞いたことはないだろうか?実際にそれを体験した人もいるだろう。 これには科学的な裏付けもあり、新しいフィットネスプログラムを始めると食欲が増進するという研究結果がいくつか出ている。 しかし、ランニング後は空腹ホルモンと食事の量が減ることが他の研究で判明した。
例として、トレッドミルランナーのグループを105分ランと休憩時間に分けて調べた研究を見てみよう。この研究では、休憩中よりもランニングワークアウト後の方が空腹ホルモンのレベルが低下し、食欲全般が減退するという結果が得られた。 さらに、長距離ランナーを対象にした別の研究では、20Kランを行った場合、空腹ホルモンのレベルと総食事量が低下することが確認されている。
ただし、あまり空腹を感じなくても、体に栄養補給は必要だということを覚えておこう。筋肉を回復させ、活力を維持し、怪我を防ぐためだ。 研究によると、怪我のリスクを減らすには三大栄養素(脂質、炭水化物、タンパク質)を食事で十分に摂取することが欠かせない。 空腹感が抑えられても、食事をとることは大切なのだ。
ランニングは睡眠の質を高める可能性がある
十分な睡眠は、健康全般にとって重要であるだけでなく、減量を促進することもある。 実際に、上質な睡眠を取ることで減量の成功率が33%アップするという研究結果がある。 健全な睡眠と覚醒のサイクル(概日リズム)は、日々の快適な眠りに欠かせない。また、エクササイズが睡眠の改善に一役買っていることが研究から判明している。
例えば、朝に走る習慣がある人は、体のリズムが整いやすい。 定期的な早朝ランニングは睡眠の質の改善に最適だという研究結果がいくつも出ている。 だが、特にルーティンとなっている場合は、朝に限らず、どのタイミングで行ってもランニングには効果がある。 午後のエクササイズには、メラトニンをより早く分泌し眠りを誘う効果があり、夜のエクササイズには、強度を上げ過ぎさえしなければ、睡眠の質を向上させる作用がある。
ランニングはソーシャルサポートのきっかけになる
ランニングは一人きりで取り組むスポーツだという人たちがいる。 長い距離を走って自分自身と向き合うのだ。 でも、減量が目的なら、ランニング仲間やランニンググループを見つけることをおすすめする。進捗を報告するようになるし、減量の長い道のりで支えになるからだ。 この支えがあれば、減量成功の可能性が高まり、さらに減量後の体重維持もしやすくなる可能性がある。
ランニングは他にも多くのメリットを健康にもたらす
ランニングは、体調や心の健康を保つだけでなく、他にもさまざまな方法で健康全般を改善する。 以下は、過去10年間に発表された研究で、定期的な運動(ランニングを含む)が健康にもたらすとされたメリットの例だ。
これらのメリットを追い求めて毎日走る必要はない。 ランニングをしない日は、筋力トレーニングや水泳のようなクロストレーニングアクティビティを行って体のバランスを保ち、健康を維持するのも賢明なやり方だ。
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