モビリティエクササイズで、バランスを矯正
コーチングと食事
最終更新日:2020年7月8日
By ベティーナ・ゴゾ
ウォームアップとクールダウンが、ワークアウトと同じくらい重要な理由。
私たちにはそれぞれ習慣的になっている動きのパターンがあり、無意識にアンバランスな動き方を体に覚えさせてしまっている。知らず知らずのうちに、いつも左脚を上にして足を組んでいたり、マウスを操作しやすいよう、デスクではずっと体が傾いた状態になっていたり、いつも同じルートを同じペースで走っていたりするのだ。毎日同じ動きを繰り返していれば、体に歪みが生じるのも当然。そして、この歪みはエクササイズでの動き方にも影響を与える。
「ワークアウトの前後に可動性を高める動きとアクティブストレッチに取り組むことで、体の安定性と柔軟性を高めることができる」
ベティーナ・ゴゾ
これが体の歪みを矯正し、適切な動き方をするのに可動性が重要となる理由だ。カロリーを燃焼させようと考え、ワークアウトの心拍数を上げるパートだけに取り組みたくなる気持ちはわかる。ウォームアップとクールダウンを省いてしまうのは、他のパートに比べて刺激が少ないから、あるいはさまざまな方向に体を曲げ伸ばしするのが辛いからかもしれない。しかし、だからこそウォームアップとクールダウンが重要になるのだ。
ワークアウトの前後に可動性を広げる動きとアクティブストレッチに取り組むことで、体の安定性と柔軟性を高めることができる。ウォームアップには、これから取り組むワークアウトの動きに向けて体を整える効果があるため、同じ動きや姿勢を繰り返すことで身に付いてしまった体のバランスの悪さを修正したり、バランスの悪い状態にあり続けたりすることを防げる。クールダウンには、ワークアウト後の動き方を向上させる効果がある。
これからは、ワークアウトのたびに必ずウォームアップとクールダウンに取り組んでほしい。この2つのパートも、心拍数を上げるセクションと同じように重要だ。バランスの取れた体にすれば、バランスの取れた生活ができると考えてみよう。