自分に合う方法でリカバリー

COACHING
最終更新日:2020年11月4日

By Nike Training

自分に合う方法でリカバリー

時間をかけて体と心をじっくり休ませる

リカバリーとは、ハードなワークアウトで疲れた筋肉を冷やすことだけではない。「リカバリーの本当の意味は、体と心を休ませる時間を持つことです」と、オーストラリアカトリック大学行動健康科学部准教授のショナ・ホールソン氏は述べる。つまり、ソファーの上でくつろぎながら動画をストリーミングしたり、おいしい食事をつくったり、友だちとおしゃべりしたり、本を読んだり、自分に合うことなら何でもよいのだ。

「リカバリーの本当の意味は、体と心を休ませる時間を持つことです」

ショナ・ホールソン、オーストラリアカトリック大学准教授

ホールソン氏によると、体と心をサポートするリカバリー方法を見つけるには、重要なポイントが2つある。1つは、そのアクティビティ中に体がリラックスしていること。「ヨガは優れたリカバリー方法であり、軽いヨガは体の柔軟性や可動域の維持、けがの防止に役立つので最適だと誰もが考えています」と彼女は言う。「一方、体温が上がる厳しいヨガセッションは、体に生理的な負荷をかけるため、リカバリーとは言えません」

汗をかいたり、心拍数が上がったりしているときは、体はリカバリーしていない。ワークアウトをしない日は、このような身体的な負荷をかけることを控え、体をしっかり休ませよう。リストラティブヨガに興味がないなら、近所を15分間ウォーキングしたり、庭があるならそこへ出てくつろいだり、家の中で20分ほど仮眠をとるとよい。

「リカバリー中に、自分がリラックスして落ち着いているかを考えてみるとよいでしょう。それが、良いリカバリーをするためのポイントです」

ショナ・ホールソン、オーストラリアカトリック大学准教授

正しいリカバリーアクティビティの2つ目のポイントは、心がリラックスすること。ここで重要なのは、セルフケアによいと「されているもの」ではなく、自分が心から楽しめるものを選ぶことだ。「アクティビティを行っているときに良い気分にならず、終わった後に良い気分になるなら、心が休まっていない証拠。それは自分に適したリカバリー方法ではありません」とホールソンは言う。「リカバリー中、自分はリラックスして落ち着いているかを考えてみるとよいでしょう。それが良いリカバリーをするためのポイントです」心を落ち着かせるのに苦労している場合は、興味のあるトピックのポッドキャストを聴いたり、絵を描いたり、電話で友だちとおしゃべりしたりして、楽しい時間を過ごすようにしよう。

自分に合ったリカバリー方法を見つけるために1つだけアドバイスするとしたら、はじめにさまざまなリラックス方法を試し、体が落ち着いた状態でそのアクティビティを楽しめているかを確かめるとよい。そうでない場合は、そのアクティビティをやめ、自分にあった方法が見つかるまで他の方法を試そう。

習慣にしよう:自分が本当にリラックスしていると感じられる方法でリカバリーする時間を持とう。何から始めればよいかわからない人には、Nikeマスタートレーナーのアレックス・シルバーファーガン氏と行うNTCの軽いヨガセッションがおすすめ。20分もかからずに行える気軽で効果的な人気のセッションだ。ぜひ今夜試してみよう。軽いヨガが気に入った場合も、他のリカバリー方法を模索する場合も、自分を労り、体と心を十分に休ませることが大切。

公開日:2020年8月2日