Nikeから、エネルギーリターンの最適化と二酸化炭素排出量の削減を目指したReactXテクノロジーが登場
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5年にわたりテストを繰り返し、改良を加えた最新フォームの登場。
オリジナル記事の公開日:2023年7月13日
注目ポイント:
- NikeのInfinity Reactシューズシリーズに搭載された新しいNike ReactXテクノロジーは、ランナーのエネルギーリターンを向上。
- このフォームは、運動性能を強化し、素材が環境に与える影響を削減するために、5年の歳月をかけて改良された。
今日Nikeが発表した最新作には、先進的なフォームテクノロジーであるReactXが採用されている。 5年間のテスト期間を経て改良されたこのフォームが搭載されているのは、インフィニティRN 4モデルだ。 改良されたフォームは、このコレクションに従来使用されてきたNike Reactフォームよりも高いエネルギーリターンを提供する。
このフォームは最適なランニングパフォーマンスの強化に役立つだけでなく、Nike全体の二酸化炭素排出量の削減にも貢献する。 このアップデートが発表されたプレスリリースによると、「ReactXは製造工程で消費するエネルギーを削減したことで、ミッドソール一足あたりの二酸化炭素排出量が43%以上削減され、エネルギーリターンが13%向上するように設計されている」という。
この目標を達成するために、Nikeのスタッフは5年間にわたって開発を再検討しながらテストを繰り返した。 テストの過程で、アスリートをデザインの中心に据えるさまざまな製造方法が検証された。 また、デザイナーは製造工程で二酸化炭素排出量を減らす方法についても評価を行った。
Nikeによれば、射出成形は従来の製造工程よりシンプルで、二酸化炭素排出量の削減に役立つという。 しかし、これまで射出成形で作られたフォームは、エネルギーリターンが低いため、要求される運動性能が得られなかった。 これに対して、従来の圧縮成形という方法は、反発力に優れ、高いエネルギーリターンが得られるフォームを作ることができるが、二酸化炭素排出量が高いことがわかっていた。
この問題を解決するためにNikeが作り上げたのがReactXだ。研究、開発、テストの結果、ランナーが求めるパフォーマンス上のニーズと、射出形成でフォームを製造することによる環境負荷の低さとのバランス点を見つけることに成功した。 新しいフォームテクノロジーと射出形成により、このフォームはエネルギーリターンの強化と二酸化炭素排出量の削減を両立させているのだ。
ReactXフォームが搭載されたナイキ インフィニティRN 4は、Nike Flyknit素材を使用した通気性の良いアッパーと、柔らかくサポート性に優れた履き口も特徴だ。 プレスリリースによると、Flyknit素材は抜群の柔軟性でランナーの足を包み込むだけでなく、従来のアッパー製造工程より使用する廃棄物が平均で60%少なくて済むそうだ。
ナイキ インフィニティRN 4は、nike.comと一部の小売店で7月13日から購入可能。