ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4とナイキ ズームX ストリークフライ 2:Nikeの最新レース用シューズを支えるイノベーションをチェック
製品ニュース
数キロのレースでもマラソンでも、ランナーをトップレベルのスピードに導くレース用シューズ。
Nikeは、この数十年にわたり、製品全体のイノベーションとパフォーマンスに重点を置いてきた。 そして2016年、スーパーシューズという新しいカテゴリーのレース用シューズの投入によって、ブランドとして大きな変革を遂げた。 このカテゴリーの先駆的存在は、ナイキ ヴェイパーフライ 4%。その開発目標はいたってシンプル。プロのマラソン選手からカジュアルなランナーまで、あらゆる人々が最高のパフォーマンスを発揮し自己ベストを追求できるツールを提供する、というものだった。
スーパーシューズの設計には、地面の蹴り出しをサポートするしっかりした表面のカーボンプレートに加え、弾力性に優れたNike ZoomXフォームを搭載している。 これにより、軽くて弾力性に優れた履き心地を実現し、最適なエネルギーリターンを発揮することでスピードを最大限に引き出す。 Nikeのスーパーシューズは、過去9年以上にわたってこれらの主要な機能を継承しながら、改良されたテクノロジーと製品デザインを取り入れることで、ランナーにより良い結果をもたらしてきた。 そして2025年、Nike製品チームは、2つの先進的なレース用シューズ、ヴェイパーフライ ネクスト% 4 とストリークフライ 2を発売した。
ヴェイパーフライ ネクスト% 4:オリジナルのスーパーシューズの最新モデル
モータースポーツのエンジニアがスピードと性能を向上させるために常に車の改良を重ねるのと同様、Nikeも段階的な改良を加えていった。初代ヴェイパーフライの革新的な要素はそのままに、ヴェイパーフライ ネクス% 4のパフォーマンスをさらに向上させてきたのだ。 その一環として、Nikeプロダクトラインマネージャーのアンドリュー・バンバローと彼のチームは、シューズの軽量化と推進力の向上、そして前足部の柔軟性を高めることに注力。 チームはこれらのベンチマークを達成するため、ジョシュア・チェプテゲイやモハメド・アーメドなどのエリートランナーにテストしてもらった。
「今回のアップデートで目指したのは、デザインに革命を起こすことではありません。 ヴェイパーフライは、元祖スーパーシューズであり、レース用シューズのパイオニアです。 私たちは、すでに成功しているこのシューズを進化させたかったのです」
アンドリュー・バンバロー、Nikeリードプロダクトラインマネージャー
その結果、前モデルよりも10%軽量化され、メンズサイズ25.5でわずか169gと、野球ボールよりわずかに重いだけのシューズができ上がった。しかも、パフォーマンスには一切影響を与えない。 ヴェイパーフライ ネクスト% 3と同様、フルレングスのカーボンファイバー製FlyPlateを搭載。プレートの角度を15°から20°に改良し、エネルギーを蓄える機能と推進力を強化している。 ヒールトゥドロップ(ヒールと前足部の高さの差)は8mmから6mmに変更。前足部にはNike ZoomXフォームを2mm増量して、エネルギーリターン率を高めている。
「足裏にZoomXを数ミリ追加するごとに、『バッテリーの容量』が大きくなり、エネルギーを蓄えられるのです」とバンバローは説明する。 「このエネルギーは、ストライドのたびに放出されます」また、足裏のフォームを増量することで『スポンジのような柔らかさ』が生まれる。バンバローによれば、ヴェイパーフライ ネクスト% 3では前足部が硬すぎると感じていたアスリートのニーズに応えることができるという。
シューズのアッパーにも変更が加えられた。 「メッシュを用いたことで、軽量化しただけでなく、快適性もアップしました。 足との一体感が格段に向上しています。 少し伸縮性のあるシューレースも追加したので、アッパーが足全体に快適にぴったりフィットします」とバンバローは説明する。
また、Nikeスーパーシューズの元祖モデルであるヴェイパーフライのレガシーを称え、ミッドソールに「the original super shoe」(オリジナルのスーパーシューズ)の文字を直接刻むことで、ファン向けの究極のレース用シューズに仕上げているとバンバローは語る。
ストリークフライ 2:革新的な短距離レース用シューズ
ヴェイパーフライ ネクスト% 4でデザイナー陣がヴェイパーフライのオリジナルモデルを忠実に再現したのに対し、ストリークフライ 2ではまったく異なるアプローチが採られた。
「私たちは独自のカテゴリーのシューズを作ろうと考えました」と、Nike商品開発者のジョナソン・ライリーは新たなレース用シューズのインスピレーションについて語る。
ロードレーシングシューズは、長年にわたり、マラソンでの走行距離を念頭に置いてデザインされてきた。 では、5kmや10km、あるいは1マイル(1.6km)のロードレースを走るランナーにはどんなシューズを提供すればよいか? 彼らにフルマラソン用シューズは必要ないが、エリートレベルの馬力とエネルギーリターンを持つシューズが求められているのには変わらない。 そこで登場したのがナイキ ストリークフライ 2だ。
ドラゴンフライ トラックスパイクのロードレース版として開発されたストリークフライ 2は、フルマラソン以外のレース用として作られた数少ないシューズの1つ。スーパーシューズ時代にほぼ注目されなかったニーズを埋める存在だ。
「このシューズはまさに万能シューズです。 旧モデルと比べ、すべてにおいて進化しています」
クーパー・ティアー、プロの中距離ランナー
短い距離のレースをより速く走り切れるよう、あらゆるディテールが細心の注意を払って設計されている。 まず、このシューズはフルレングスのカーボンプレートを搭載しながらも、Nike史上最軽量のロードレーシングシューズの1つだ。 チームは、ナイキ アルファフライやヴェイパーフライに使われているのと同じタイプのフォームを追加することで、ストライドごとの高いエネルギーリターン率を実現した。 また、スピードと推進力が最大限に発揮される設計となっている。 立ったときに自然に前足部に体重が乗る設計になっており、前へ押し出されるような感覚を生み出す。
「スコップを踏んだときに柄が跳ね上がってくるような感覚。 それがまさにこのシューズが足にもたらす効果です」Nikeグローバルプロダクトラインマネージャーのパット・リッチーはストリークフライ 2の独特なフィット感と履き心地についてこのように語る。
ストリークフライ 2の開発中、テストが3回行われた。プロの中距離ランナーであるジェマ・リーキーは大きなレースでこのシューズを履いて実際の性能をテストした。 ストリークフライ 2を初めて履いたときのことを振り返り、リーキーはその違いをすぐに感じたと言う。 「このシューズで速く走りたい」と、彼女と他のプロランナーたちはNikeのイノベーションチームに伝えた。そして、まさにそれを実行したのだ。
2023年、世界で最も権威のあるロードマイルレースの1つであるニューヨークのFifth Avenue Mile(訳注:ニューヨーク市のフィフスアベニューで毎年開催される1マイル(1.6km)のロードレース)にリーキーはストリークフライ 2で出場し、見事1位を獲得したのだ。これをきっかけに、このシューズが短距離のロードレースで確かな結果を残せることが明らかとなり、世界デビューにふさわしいシューズであることが証明された。
2025年3月1日現在、どちらのモデルも、プロトカラーの商品がnike.comおよび一部の小売店で販売されており、一部の地域では2025年4月に追加カラーが発売予定。