快適なマタニティヨガウェアを見つけるには
購入ガイド
妊娠期に適したヨガウェアを見つけるには、サポート性が高い上に着心地の良いマタニティウェアを探すことが大事。
初心者やヨガクラスの常連の人も、マタニティヨガウェアの購入に当たって重視すべきポイントは、快適性だ。
「たいていは、着心地が良く、動きを妨げないウェアをおすすめしています」と、アリゾナ州スコッツデールを拠点にマタニティヨガのインストラクターを務めるジェニー・ラブは言う。
マタニティワークアウトウェアとして望ましいもの。それは、体にぴったりフィットしてサポート性と柔軟性抜群の、快適に着用できる、ポーズからポーズへの移行を妨げないものだ。
うれしいことに、他のワークアウトで使用しているマタニティスポーツウェアのほとんどは、ヨガを行うときにも着用できる。 妊娠期に最適なヨガウェアを見つけるための、専門家による購入ヒントをいくつか紹介しよう。
マタニティヨガウェアを購入するための専門家からの3つのヒント
1.ゆったりした長めのトップスは避けよう
「ゆったりした長めのタンクトップは、ヨガをするには邪魔です。ダウンドッグのたびに頭にかぶさってくるから」と言うのは、CrossFlow Yogaの創設者、ハイディ・クリストファーだ。
さらに首元が大きく開いたデザインだと完全に脱げてしまう可能性があり、人目が気になることもあるだろうと、ラブは話す。
しかし、クリストファーは、体にぴったりフィットしてお腹をカバーする程度に丈のあるマタニティタンクトップやシャツを選ぶことをすすめる。
たとえば、NikeのInfinalonヨガコレクションは、高機能繊維を使用しているので、適度に着圧をかけながらも自由な動きを妨げない。 Infinalonコレクションのアイテムには細い糸が使われているので、快適性、通気性、軽量性にも優れている。 しかも、サイズが豊富にそろっていて、体形や妊娠の段階にかかわらず着用できる。
妊娠中には、スポーツブラや丈の短いクロップトップだけを着て、お腹をカバーしないほうが快適と感じる女性いるかもしれない。 いろいろ試して好みのものを見つけよう。
2.快適なヨガパンツやレギンスを選ぼう
妊娠期の女性の多くは、お腹の上までカバーでき、着圧感のあるレギンスを好むが、そのタイプではきつすぎると感じる女性もいるかもしれないと、クリストファーは言う。
「妊娠期の体形は日々変化します。 私のおすすめは、ウエストが特に上まで伸びるウルトラハイウエストのレギンスで、妊娠する前よりワンサイズまたはツーサイズ大きいものです」
ハイウエストパンツがいいかどうかわからない場合は、ウエストバンドをお腹の上でもお腹の下でも折り返しできる、ロールオーバータイプのマタニティレギンスがいいと、クリストファーはアドバイスする。
できればストアに足を運び、マタニティヨガパンツやレギンス(ショートパンツやカプリパンツもお忘れなく!)を試着して、フィット感や動いたときの着用感をチェックしよう。
試着時に歩いてみたり、いくつかポーズを試してみたりして、本当に快適に着用できるかどうかチェックすることを、ラブはすすめる。 「パンツを始終引っ張り上げたりすることは避けたいので、試着して動いてみて、脱げないパンツを選ぶようにしましょう」
また、かがんだときの後ろ姿を鏡で見て、伸縮性のある素材が透けていないかチェックしてほしいと、ラブは付け加える。
最後に、マタニティレギンスに求める機能がほかにあれば、それをチェックしよう。 たとえば、ポケットがあれば、クラスの行き帰りにIDカードやスマートフォンを携帯するのに便利だ。
3.サポート性に優れたスポーツブラに着目しよう
妊娠期は、胸がどんどん大きくなり、刺激を感じやすくなるため、妊娠前よりワンサイズまたはツーサイズ大きいマタニティスポーツブラが必要だろう。
ラブのおすすめは、妊娠期を通じて伸縮性を発揮し、また産後も使用できる、軽めの着圧機能を備えたスポーツブラだ。 母乳を与えるなら、授乳用ブラの役目も果たすスポーツブラも候補に入れよう。
クリストファーはこう話す。「授乳用スポーツブラを購入すれば、赤ちゃんが生まれてからまた別のブラを買う必要がなくなります。 とにかくアンダーワイヤーが入っていないものを選ぶこと。ワイヤーが入っていると、きつく感じたり、乳腺炎(多くは乳腺が詰まることで乳房組織に起きる炎症)の原因になったりするかもしれないので」
たとえば、Nike (M) コレクションのアイテム、スウッシュ マタニティ スポーツブラは、サポート性に優れたパッドを備え、速乾性のある素材を使用しているので、着用したまま楽に授乳できる。
他のワークアウトウェアと同様、スポーツブラも、速乾性に優れた素材を使用し、さらりとした状態をキープできるものを選ぼう。 余分な湿気はカンジダ症を引き起こす可能性がある。これは授乳期によく起きる感染症で、酵母の一種、カンジダ菌が原因だ。 カンジダ菌は湿気の多い環境で繁殖しやすく、胸にかゆみ、腫れ、ひりひりする痛みを引き起こし、 赤ちゃんの口にも感染する可能性がある。
ここでもやはり、オンライン購入ではなくストアでいろいろなスポーツブラを試着して、選択肢を絞り込むようにしよう。 試着すれば、胸のサポート性は高いが締め付け感はないブラとはどのようなものか、わかるはずだ。
その他の役立つマタニティヨガアイテム
- すべりにくいヨガマット:クリストファーとラブがともにすすめるのが、膝や肘をはじめとする関節にかかる衝撃を抑えた、サポート性のあるマットだ。 「へたっていない、しっかりしたクッション性がある質の高いヨガマットを買いましょう」とラブはアドバイスする。 「暑さが5ミリのヨガマットが理想的。特にバランスポーズでは、地面にしっかり足をつけて安定させたいはずだから」
- ブロック、枕、ブランケット、ボルスター:ポーズによってはこのようなアイテムで体を支えることができ、心地よく行えるようポーズを調整できる。 「ヨガボルスターやブロックがあれば、妊娠期もずっとヨガを続けていけるよう、ポーズを調整できます」とクリストファーは言う。 「自宅でヨガをするなら、少なくともブロックは使用することを強くおすすめします」ラブはこう話し、三角のポーズなどで手が床に届かないときに、ブロックがあれば手を置くことができるからと説明する。
その他のヒントは、「最適なヨガウェアを選ぶには」をチェック。