ポッドキャスト「トレーニング最前線」:メンタルヘルスのミニシリーズ:ジェニファー・ハイズ博士
Coaching
座りっぱなしの生活を送っていた神経科学者がアイアンマンレースを完走。メンタルヘルスと運動に関する研究がモチベーションになったと語る彼女のストーリーをチェック。
「トレーニング最前線」は、最先端のフィットネス情報を紹介するポッドキャスト。
ジェニファー・ハイズ博士がアイアンマンレースの完走を目標にしたのは、ただ自慢できるネタがほしかったからではない。エクササイズによって不安や憂うつな気分が軽減されるメカニズムを数年にわたって研究し、自らその効果を実感したいと考えたのだ。その後、パンデミックの影響で、研究室もジムも閉鎖し、レースは中止になった。しかし大きくなっていくストレスや不安感に襲われながらも、ハイズ博士自ら鉄人レースを計画したうえ、1人で完走。レースの途中、メンタルヘルスがエクササイズのモチベーションにも妨げにもなるという、パンデミックのパラドックスに気付いた。今回のエピソードは、メンタルヘルスをテーマにした3回のミニシリーズの初回として、司会のジャクリン・バイラーがハイズ博士を迎え、運動したいという衝動が不安感によって妨げられたときの対処方法を教わる。また、不安感やストレス、憂うつな気分に襲われているとき、脳や体に何が起きているのか、そして運動することでそのような症状を回避できる仕組みについてもハイズ博士がわかりやすく解説。科学的な知見とアスリートとしての経験を詳しく語り、アイアンマンレースの選手が脳の機能を向上させるには、トレーニングではなく日々のほんの少しの運動が必要である理由を解き明かす。
「エクササイズの素晴らしいところは、たとえ簡単なワークアウトでも、行った後は毎回気分が向上すること。脳内に神経化学物質があふれ出すからです」
ジェニファー・ハイズ博士
NeuroFit Labのディレクターで『Move the Body, Heal the Mind』の著者
マインドセット、運動、食事、リカバリー、睡眠に関する質問や、ゲストやトピックについての提案があったら、ぜひ司会のジャクリンまでメール(trained@nike.com)を送ってみよう。