素材別。バックパックのベストな洗濯方法

製品のお手入れ

愛用しているバックパックほど、時間と共にどうしても汚れてしまうもの。 そこで、バックパックを新品のように保つための洗濯方法を伝授しよう。

最終更新日:2022年3月18日
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バックパックの洗い方
所要時間
60 分
推定コスト
$10

備品

  • 洗濯洗剤
  • シミ抜き剤
  • 食器用洗剤
  • コーンスターチ(オプション)
  • レザーコンディショナー(オプション)
  • 低刺激の石鹸

ツール

  • 布または歯ブラシ
  • 小型の掃除機
  • 洗濯ネットまたは古い枕カバー
  • タオル

バックパックがその役目を果たしていれば、段々と汚れてくるのは仕方のないことだ。 ジム用のバッグや仕事用のトート、教科書用のサブバッグなど、バックパックの使い道にもいろいろあるが、うっかり飲み物をこぼしたり、シミや臭いが付いてしまったりする可能性は常にある。 バックパックをいつも清潔に保つためには、素材に応じた適切な洗濯方法を知ることが大切だ。 以下のヒントを参考に、お気に入りのバックパックを買ったばかりのような状態に戻せるようトライしてみよう。

ナイロン製バックパックの洗い方

バックパックで最も一般的に使われる素材であるナイロンは、洗濯機で洗うことができる。 手持ちのバックパックがナイロン製なら、ラベルに記載されているお手入れ方法をチェックしてみよう。 ほとんどの場合、洗濯機で洗えるはずだ(ただし、レザーのアクセントなど洗濯機で洗うと傷んでしまう素材が使われている場合は除く)。 以下の手順に従って、バックパックを洗うための準備をきちんとしよう。

  • 中に入っている物をすべて出し、付属品やポケットは取り外す。 これらのアイテムも洗うことはできるが、バックパックとは別に洗うのがベスト。
  • すべてのジッパーを開ける。
  • バックパックを裏返しにして、埃や細かいゴミを掃除機で取り除く。
  • 先にシミのお手入れをしよう。布や歯ブラシを使って、漂白剤無配合の洗剤やシミ抜剤をシミに塗る。 30分ほど放置した後、やさしくこすり洗いする。 処理した部分は、洗濯機に入れる前に冷水ですすいでおこう。
  • バックパックを大きめの洗濯ネットや古い枕カバーに入れたら、洗濯機に入れる準備は完了。 付属品は別の洗濯ネットにまとめて入れても良い。
  • 漂白剤無配合の洗剤をごく少量入れて、デリケートコースで洗う。 必ず冷水を使うこと。
  • 洗濯が終わったら吊るして乾かそう。乾燥機を使う場合は、シワ防止などヒーターを使わないコースを選ぶ。

キャンバス製バックパックの洗い方

ほとんどのキャンバス製バックパックは、ナイロン製のものと同じ方法で洗うことができる。 個々のキャンバス製バックパックに適した洗い方は、ラベルのお手入れ方法に記載されている。特別な指示がないかどうか、必ず確認しよう。 ほとんどのキャンバス製バックパックは、漂白剤無配合の洗剤と冷水を使って洗濯機で洗うことができる。 ただし、ナイロン製とキャンバス製の洗い方には大きな違いが1つある。キャンバス製のバックパックは熱で縮むことがあるので、乾燥機の使用は避けよう。

レザー製バックパックの洗い方

レザー製バックパックをきれいに保つには、そもそも汚れないように扱うのが一番だ。 防水スプレーや防水クリームなどを使用して、水などレザーのダメージの原因となるものからバッグの外側を保護しておこう。 それでも汚れてしまった場合、以下の手順でレザー製バックパックをきれいにすることができる。

  • まずバックパックの中に入っている物をすべて出し、埃や細かいゴミを手や掃除機で取り除く。
  • こびりついた汚れは、柔らかい歯ブラシで取り除こう。 水で洗うとレザーがさらに傷んでしまうので、ほかの洗浄剤と混ぜる場合以外、水の使用は避ける。
  • その他のシミについては、食器用洗剤を溶かしたぬるま湯で落とそう。 清潔なタオルに上記の溶液を少量付け、シミを軽くたたく。 新しいタオルを湿らせて洗剤入りの溶液を拭き取り、乾かす。
  • 油性のシミの場合は、まず脱脂剤または水分を含まないコーンスターチを使ってみよう。完全に落とすにはさらに、上記の溶液を使った仕上げが必要になるかもしれない。
  • 汚れが落ちて乾いたら、レザーコンディショナーを使ってバッグの外側やレザー部分をお手入れしよう。

レザーにはカビが生えてしまうことがある。当然ながら、レザー製のバックパックにもその可能性があるわけだ。 カビが生えてしまうと、独特の臭いが発生し、、色も褪せて見える。 カビに対処するには、まず湿らせたタオルでカビを拭き取ってから、レザークリーナーで細部まで丁寧にクリーニングすると良い。

ポリエステル製バックパックの洗い方

ポリエステル製バックパックの場合は、洗い方がいくつかある。 他の素材の場合と同様、まずラベルに記載されたお手入れ方法を確認しよう。 洗濯機で洗えるものもあれば、手洗いが必要なものもある。 特定の汚れを落としたい場合は、手洗いのルールに従って、シミや汚れを落とそう。

バックパックを手洗いする場合のヒント

素材の種類にかかわらず、バックパックを手洗いすることが必要な場合がある。 手洗いは洗濯機より時間はかかるかもしれないが、手順は簡単だ。

手洗いの場合は、スポンジまたは歯ブラシと低刺激の石鹸を用意する。 まず、ポケットの中に入っている物をすべて出す。 次に、ぬるま湯に石鹸を溶かし、その溶液にバックパック全体を漬けて洗うか、スポンジを使って特定の部分だけを洗う。 このとき、バックパック全体を水に浸しても大丈夫か、それともシミ抜きだけにするか、お手入れ方法を入念に確認しよう。

バックパック全体に石鹸溶液が行き渡ったら、落ちにくい汚れをスポンジやブラシで落とす。 洗い終えたら、屋外の日陰で自然乾燥させる。すべてのコンパートメントを開けたままにしておくと、乾くまでの時間が短くなる。

よくある質問

クリーニングしてもバックパックが臭う場合は?

バックパックを洗った後でも臭いが気になる場合は、ホワイトビネガーと水で消臭することができる。

スプレーボトルに同量のビネガーと水を入れる。 バックパックにスプレーし、完全に乾かす。 ビネガーと水が蒸発するときに、臭いも一緒に消えてくれる。 もしビネガーの臭いが残ってしまったら、バックパックを洗濯機か上記の手洗い方法で洗って落とそう。

バックパックのジッパーも洗う必要がある?

イェス。ただし、毎回というわけではない。 ジッパーは、時々きれいにする程度で十分だ。 少量の石鹸を溶かしたぬるま湯でやさしく洗い、ゴミを落とす。 強くこすると防水コーティングが剥がれる場合があるので、軽くやさしく洗うこと。

公開日:2022年2月28日