ニオイが気になるスポーツジャージーの洗い方
製品のお手入れ
思い切り汗をかいた試合の後に、スポーツジャージーをしっかりと洗濯する方法をご紹介。
備品
- ホワイトビネガー
- 洗濯洗剤
- 重曹
ツール
- 不要になった歯ブラシ
スポーツジャージーを着たときに、きれいに洗濯したはずなのにニオイが取れていないという経験があるなら、臭いニオイの原因である細菌(バクテリア)が完全に洗い流されていなかった可能性がある。 あの何ともいえない不快なニオイを避けたければ、ジャージーを正しく洗うための以下のヒントを参考にしよう。
まずは、お手入れ方法を確認
ジャージーの多くは、洗濯機で洗えるポリエステルまたは合成繊維が使用されているが、中には文字や数字が刺繍されているものもあるので注意が必要だ。 一般的に、スポーツジャージーやその他のワークアウトウェアを洗うときは、冷水を使用し、乾燥機は避けるのがベスト。 ただし、ウェア内側のラベルをチェックして、洗濯と乾燥の適切な手順を必ず確認しよう。
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ジャージーを洗う前の下準備
- 裏返しにする。 裏返しにすることで、衣類の表面についた油や汗の汚れを洗い流しやすくなる。 また、ジャージーを裏返して洗うことで、アイロンで接着された文字や数字が剥がれたり、色褪せたりするのを防ぐこともできる。 保護効果をさらに高めるために、裏返したジャージーを洗濯ネットに入れるとより効果的だ。
- 冷水を使用して低速回転で洗濯する。 冷水で洗うことで、ジャージーの文字や数字の色褪せ、縮み、損傷を防ぐことができる。
- 柔軟剤を使用しない。 柔軟仕上げ剤を使用すると、洗剤が繊維に完全に浸透しにくくなり、ニオイや細菌が閉じ込められてしまう可能性が高くなる。
ホワイトビネガーを使って頑固なニオイを取り除く
衣類についたきついニオイを取るためには、ホワイトビネガーを常備しておくと便利だ。 家庭の定番アイテムであるこの種の酢は、家の中のありとあらゆるものをきれいにするのに使える。
ホワイトビネガーを使ってジャージーをきれいにするには、ビネガー1カップを洗濯機に注ぎ入れるとよい(洗濯機に漂白剤用のディスペンサーがある場合はその中に注ぎ込む)。 次に、いつも使用している洗剤を入れる。 ホワイトビネガーに含まれる酸が生地のニオイを取り除くのに効果を発揮する。お酢の酸っぱいニオイは残さないので安心だ。
ビネガーと洗濯洗剤を使用してもなお消えない頑固なニオイがある場合は、両方を洗濯機に入れた後、さらに半カップの重曹を直接ユニフォームにふりかけてみよう。 そして洗濯機をスタートする。
シミを除去するための浸け置きと事前処理
草の染みや泥などの汚れがジャージーに付着している場合は、あらかじめ浸け置きしておくこと。 ホワイトビネガー、水、重曹の3つがあれば簡単に処理できる。 水1カップとビネガー1カップを混ぜ、その中に大さじ1杯の重曹を加える。 ジャージーの汚れた部分を30分間以上浸す。
シミやニオイを取り除くための市販の浸け置き用洗剤を使用してもOK。 浸け置き洗い用にどの洗浄剤を選ぶにせよ、洗濯機に入れる前にジャージーを30分間以上浸したままにしておくことが重要だ。
草の染みのようなしつこい汚れの場合は、同じ分量の重曹とビネガーを混ぜて作ったペーストを汚れた部分に直接つけて、 要らなくなった歯ブラシを使ってすり込むとよい。 生地にペーストを1時間以上吸収させてから、洗濯機で洗おう。
乾燥機は避ける
時間が経つにつれジャージーの生地が熱により損傷し、あしらわれた文字や数字などのデザインにひびが入ったり、剥がれたりする恐れがある。 ジャージーには乾燥機の使用を避け、 代わりに風通しの良い場所で平らに置き、自然乾燥させよう。
汗の量を問わず大切なこと...
同様の衣類を一緒に洗うのはOKだが、タオルやフリースといった糸くずの多い素材の洗濯物をスポーツウェアと一緒に洗濯機で洗うのは避けよう。 こうしたアイテムと一緒にスポーツウェアを洗うと、やがて毛玉が発生する可能性がある。 また、洗剤の使い過ぎにも注意が必要だ。 洗剤を過剰に使用しても衣類はきれいにならない。 それどころか、石鹸や残留物が不要に蓄積し、洗濯後も嫌なニオイを閉じ込めてしまうことにつながる。
文:クレア・タック