コンプレッションスリーブの使用に関する7つのよくある質問

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コンプレッションスリーブといえば、プロのアスリートが着用しているのを見たことがある人も多いかもしれない。その機能やメリットとは何か?また、どのように着用すべきか?このようなよくある質問に答えていこう。

最終更新日:2021年10月21日
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コンプレッション スリーブの使い方

着るだけで運動のパフォーマンスを向上できるウェアなんて、本当にあるのだろうか?リカバリーを助け、パフォーマンスの向上をサポートすることが実証されているコンプレッションスリーブが、その答えになるかもしれない。

1. コンプレッションスリーブとは?

コンプレッションスリーブとは、血流を改善する目的で一般的に脚や腕に着用される、タイトで伸縮性のある素材のバンドを指す。

アスリートの場合、特にふくらはぎ、肘、膝、足首に着用することが多い。

靴下や手袋のように手や足をはめ、肌の上を滑らせて適切な位置に着用する。ただし靴下と違い、コンプレッションスリーブは、圧力が段階的に加わるよう設計されていて、血液が心臓に戻るのを助けてくれる。

2. コンプレッションスリーブの素材は?

通常、ナイロンとスパンデックスを組み合わせた素材を使用して伸縮性と軽量性を高め、体を適切にカバーできるよう設計されている。ポリエステルを含むコンプレッションウェアも多い。

近年、コンプレッションスリーブが普及するにつれ、伸縮性が高く、肌に密着するスポーツウェアは何であれコンプレッションという言葉で表現されるようになった。

しかし、コンプレッションスリーブの本来の目的は、穏やかな圧力を加え、部位に応じて適切な効果を発揮すること。つまり、体を包み込むようなフィット感がなければならない。ぴったりフィットしすぎるからといって大きめのサイズを選んではいけない。しばらく使用すれば、つけていることすら忘れるはずだ。

3. コンプレッションスリーブのメリットとは?

コンプレッションスリーブは、もともとは静脈瘤の治療や、やけどの跡をできるだけ目立たなくするために使われていたが、今では血流を良くするために、アスリートに広く使用されている。コンプレッションスリーブは、体の特定の部位に圧力を加えることで、次のような効果が期待できる。

  • 効率的なリカバリー
  • ランニングエコノミーの向上
  • けがのリスクの軽減
  • むくみや炎症の予防

4. コンプレッションスリーブの仕組みは?

コンプレッションスリーブは、圧力を段階的に加えることで、動脈と静脈に作用し、血液の効率的な循環を助ける。

簡単に言えば、血流を良くするために血圧を高めるということだ。部分的に血圧を高くすることで、体中の血行が良くなり、次のような効果が生まれる。

  • 酸素を含んだ血液がたくさん筋肉に運ばれることで、グルコースが分解され、筋肉のエネルギー源となるアデノシン三リン酸(ATP)が生成される
  • 筋肉に溜まった乳酸の除去を促し、筋肉疲労を防ぐ
  • 心臓に戻ってくる血流量が増えることで、炎症、むくみ(浮腫)、腫れが抑えられ、ワークアウトのリカバリーを促す
  • 筋肉に圧力を加えることで、ジャンプした後の着地時の衝撃といった筋肉の振動を抑え、けがのリスクを減らす
  • 筋肉に圧力を加えることで、遅発性筋肉痛(DOMS)の症状を和らげる

5. コンプレッションアームスリーブの役割とは?

コンプレッションアームスリーブについて、実際にいつ、どのようなシーンで着用すべきなのかという疑問への答えとしては、ランニング、バスケットボール、テニス、ゴルフ、バレーボール、アメリカンフットボール、ウエイトリフティングなど、上半身を使うあらゆるスポーツで役に立つ。

血行を良くするためにワークアウト中に着用してもいいし、ワークアウト後であれば、リカバリーを助けてくれる。

エコノミークラス症候群の原因となる深部静脈血栓症を防ぐために、飛行機の中で着用する人もいる。コンプレッションウェアによる圧力が、血流の滞りや血栓を防いでくれるからだ。

上半身に着用するコンプレッションウェアは数多く存在するが、ここでは一般的なものを紹介しよう。

  • 上腕から手 - パーシャルグローブも含み、肩の手前までの腕の血流を促進する。テニス選手が腕のけがを防ぐため、トレーニング時に着用することがある。
  • グローブ - コンプレッショングローブは、手首をサポートするために使用される。たとえば、ゴルフ選手が手首の使いすぎによるけがを防ぐために、トレーニング時に着用することがある。
  • エルボースリーブ - 肘用のスリーブは、腕をカバーし、ぶつけたりこすったりするのを防ぐ。ナイキ コンタクト サポート エルボー スリーブなど、保護機能を強化したスリーブもあるこのタイプは、ラグビーなど、接触の多いスポーツをする場合に特に活躍する。

6. コンプレッションレッグスリーブの役割とは?

サッカー、バスケットボール、サイクリング、ランニング、ウエイトリフティング、アメリカンフットボールなど、例を挙げればきりがないが、下半身を使うスポーツやアクティビティでは、コンプレッションレッグスリーブが役に立つ。

最もよく使われるのが、ふくらはぎ、膝、足首のコンプレッションスリーブだ。足首や膝など関節に着用するものは、衝撃吸収性とサポート性の高いフォームパッドを備え、筋肉の振動を減らし、けがの予防に役立つ。

コンプレッションスリーブを下半身と上半身で組み合わせて使用すれば、アメリカンフットボールやバスケットボールなど、全身を使うスポーツで効果を発揮するはずだ。

7. コンプレッションスリーブはどんなシーンで着用するべきか?

コンプレッションスリーブは、一般的には運動の際、つまり筋肉に血液、酸素、エネルギーをたくさん届ける必要がある場面で使われる。

また、リカバリーの促進を目的として、ワークアウト後に着用してもよい。心臓に戻ってくる血流量が増えることで、運動に起因する炎症を抑え、筋肉に溜まる乳酸を除去し、むくみを減らす効果が期待できる。

ワークアウト以外の場面では、長時間座ったままでいるために血流が滞って生じるむくみを防ぐために、移動時にコンプレッションスリーブを着用するアスリートも多い。

公開日:2021年9月13日