シューズのシワを取り除く方法
製品のお手入れ
シューズを履けば、どうしてもシワができてしまうのは避けられない。 でも諦める必要はない。 シワは消すことができる。
備品
- 新聞紙
- ポリッシュやコンディショナー
ツール
- 鉄分
- クロス
- ヘアドライヤー
- シューキーパー
- 電子レンジ対応の皿
新品のシューズが持つ印象は特別だ。 でも汚れ、傷、シワのないピカピカの状態を維持するのは難しい。
シューズは履くものだ。 そしてシューズを履いていれば、いつかはシワができてしまう。 そんな時でも我慢する必要はない。 ここに紹介する方法で、シューズのシワを消してみよう。
熱を加えてシューズのシワを消す方法
1.アイロンをかける
現在のところ、シューズのシワを消す最も一般的な方法はアイロンがけだ。しかしこれは同時に最もリスクの高い方法でもある。アイロンをかける際の重要ポイントは次の2つだ。
- シューズのヒールからトゥボックスまで、詰め物をして形状を維持すること。 しっかり中に詰め込むほど、シワが伸びやすくなる。 新聞紙などの古紙が最適だが、段ボールやソックスでもよい。
- 必ずシューズに当て布をしてアイロンをかけること。 熱いアイロンをシューズに直接当てると、修復不可能なほど傷んでしまうことがある。 シューズを焦がさないよう気を付けよう。
アイロンをかける手順は次のとおり。
- 手ぬぐいなどの布を湿らせる。
- 布でシワを直接覆う(布は折り重ねてもよい)。
- アイロンは一番低い温度に設定する。
- 布の上からアイロンをかける。時間は1回につき10秒間だ。
- シューズのダメージを防ぐため、1回かけるごとにシワの状態を確認する。
- シワが消えたら、シューズの中に詰めていた物を取り出し、シューズを冷ます。
アイロンをかけることでシワが消えるのは、熱と水分によってシューズの素材が柔らかくなり、シワが伸ばされるからだ。 布を挟んでアイロンからの熱を和らげることで、シューズの素材に望まない焦げ跡が残るのを防ぐ。
この方法は、レザーのシューズに最適だ。 スエードのシューズにも使えるが、水とスエードは相性が悪いため、できるだけきつく布の水分を絞っておく必要がある。
2.蒸らす
この方法はレザーのシューズに最適で、必要なものは手ぬぐいやタオルなどの布と電子レンジだけだ。
- タオルを濡らして絞り、湿った状態にする。
- タオルを耐熱皿に入れる。
- 電子レンジの強設定で30秒加熱する。
- できあがった温かい蒸しタオルでシワの上を擦り、レザーを温める。
- シューキーパーを入れ、シューズの形を保ちながら冷ます。
シワが消えるまで、何度もタオルを加熱しなければならないこともある。
3.ヘアドライヤーをあてる
アイロンがない場合、特にレザーのシューズにはヘアドライヤーも効果的だ。 ヘアドライヤーをあてるときは、シューズの形を維持するために木製のシューキーパーを使おう。 木製なら、シューズの中で過熱することもない。
ヘアドライヤーのあて方
- 低温設定でスイッチを入れる。
- シューズから20〜25cm離す。
- シューズ全体に何度かドライヤーをあて、スイッチを切る。
- 温まったレザーを、指でシューキーパーに押し当てながら擦る。
- シワが消えるまでこれを繰り返す。
この方法では、スニーカーが冷めるまでシューキーパーを入れたままにする。
レザーのシューズに直接熱を加えるため、一連の作業後にポリッシュやコンディショナーでお手入れするのがおすすめだ。 熱によってレザーは乾いてしまうが、コンディショナーで手入れすればシワのない最高の状態に仕上がる。
熱を加えずにシューズのシワを消す方法
シューズのシワを消すのに、必ず熱を加えなければならないわけでもない。 熱を使用すると、シューズを傷めてしまう恐れがある。そのためレザー以外のシューズに対しては、少し荒っぽい方法でもある。 だからシワを消したいときには、他の方法を試してみてもよいだろう。 次に、熱を使わない方法を2つ紹介しよう。
1.コンディショナーを塗る
レザーのスニーカーなら、熱を使わずに、特別なコンディショナーやオイルでシワを消すことができる。 このような製品は、まず初めにシューズの目立たない場所に小さく塗ってみる。 あらかじめ色落ちや変色が起きないかチェックしよう。 ムラなく仕上げるには、シューズ全体にポリッシュやコンディショナーを塗る必要もある。
製品をシューズ全体に塗り、特にシワがある部分に時間をかけて塗り込む。 その後でシューキーパーを入れ、シューズの形を保ちながら乾燥させる。
2.シューキーパーを購入する
とにかく手間をかけずにシワを消したいなら、シューキーパーを使うだけでよい。 効果はすぐには表れないが、シューキーパーでシューズを伸ばしていれば、自然な形に戻ってシワが減っていく。 木製のシューキーパーなら消臭効果もあるので、一石二鳥だ。
スニーカーのシワを防ぐ一般的な方法
新品のシューズを買う。 当たり前だが、シューズを新品で購入するのもシューズのシワを避ける方法の1つだ。
サイズの合ったシューズを見つける。 シューズが適切にフィットしていることを確認しよう。 シューズが大き過ぎると、足との間に余分なスペースが生じてシワができやすくなる。
高品質の素材を使用したシューズを買う。 シューズでは素材の質が重要だ。 低品質の素材を使用したシューズはシワができやすい。
どんなシューズにもシワはできる
残念ながら、スニーカーであれブーツであれ、どんなシューズにもいつかはシワができる。 シューズを履いて動き回れば、シワは避けられない。 足を自然に動かすだけでもシューズが曲がるため、徐々にシワができてくる。 逆に足の動きに応じて変形しないシューズは、とても不快に感じることだろう。
足を動かすとシューズの素材が圧迫され、見たくもないようなシワができてしまう。 レザーでもキャンバスでもスエードでも、その可能性はある。 どんなNikeスニーカーも、履きこなせばシワができる。それは当たり前のことなので、気を落とす必要はない。
シューズを新品同様に保つ
定期的にシューズをクリーニングし、シワに適宜対処すれば、お気に入りのスニーカーの寿命を延ばし、 長期にわたって新品同様に維持できる。 特に誰もが羨むとっておきのジョーダンモデルを履きこなしたいなら、ピカピカのフレッシュな状態であることが重要だ。