女の子にスポーツを促し、続けさせる方法
女の子のコーチングガイド
エキスパートによると、女の子はプレーするチャンスがあれば、身体的、精神的、感情的、社会的に優れたパフォーマンスを発揮する。ただ現状では、女子がスポーツをやめてしまう割合は男子の2倍。Nikeは、地域のパートナーやエキスパートと協力し、この傾向を変えるための取り組みを行っている。その一環として作成したのが『女の子のコーチングガイド』。若きアスリートを導き、勇気づけ、サポートするための資料だ。
女の子はスポーツをしたいと思っている。運動し、競争し、リスクを取り、自分が何かの一部であると感じたいと願っている。フィールドやジムに迎え入れ、適切なギア(スポーツブラやヘアタイなど)を持っているかを確認し、プレーを続けさせることが重要だ。
エキスパートによると、女の子はプレーするチャンスがあれば、身体的、精神的、感情的、社会的に優れたパフォーマンスを発揮する。だが、女子がスポーツをやめてしまう割合は男子の2倍というのが現状。黒人コミュニティに属している女の子や有色人種の女の子の場合、この数字はさらに大きくなる。
幸いにも、女の子にスポーツをさせ、それを続けさせる役割は、コーチの誰もが担うことができる。女の子がスポーツと良好で有意義な関係を築くために重要なことを確認しておこう。
- チームの一員となり、競争し、友だちを作り、チームメイトや周囲の大人との関係を築く機会。
- 女性コーチや、女性アスリートを称える人など、ロールモデルの存在も重要だ。こうした存在が身近にいれば、女の子が年齢を重ねてもスポーツを続ける可能性が高まる。
- 最後に、またスポーツをしたいと思わせ、スポーツを続けさせるためには、女の子を受け入れ、称えるスポーツ文化が必要になる。その第一歩として、Nikeはチームの文化形成に取り組んでいる。
Nikeではコミュニティパートナーやエキスパートと協力し、女の子がスポーツをやめてしまう傾向を変えようと取り組んでいる。この取り組みをサポートし、推進できるのは、身近にいる大人だ。コート、トラック、ピッチなど、女の子が汗を流すあらゆる場所で、ポジティブな体験を生み出すことで貢献できる。Nikeはエキスパートと協力し、すべての人のスタート地点として、このガイドを作成した。さらにヒントが欲しい場合は、このヒントシートを参照してほしい。
女の子を成功へと導くために
- モチベーションを与えてスポーツを好きにさせる
女性のアスリートやチームの例を取り上げて、女の子に(もちろん男の子にも)モチベーションを与えよう。ついでにチームのスペースを整えさせるとよい。ロッカールームがあれば飾り付けし、チーム名や旗などチーム意識を高めるアイデアを考えさせよう。 - 偏見について考える
女の子には、男の子とは違った期待を持たれることがあり、それが障害になることがある。次のようなことに注意しよう。男の子と同じように応援されているか?女の子を弱々しいと見ているのではないか?態度や振る舞いについて男の子とは違う受け止められ方をしていないか?男子は「キャプテン」と呼ばれるのに、女子は「偉そうな態度だ」と言われるようなことはないか?対等にプレーできる場を設けるためにどうずればよいか時間を取って考えること。練習の最後には、女の子に男の子とは違うことを期待していないかどうか自問してみよう。 - 家族を巻き込む
女の子がスポーツをするかどうかは必ずしも本人次第であるとはいえない。女の子のスポーツ参加に両親や保護者が積極的に関わることが重要だ。練習のときはいつも全員を応援してもらうよう促そう。家族を招待した練習試合を主催してみよう。関わりを持った家族は、女の子がスポーツに戻れるようにサポートする傾向がある。
女の子をコミュニティでサポートする方法について学ぶ。