ベースボールパンツの洗い方
製品のお手入れ
シミを落としてすっきり洗い上げるコツなど、ベースボールパンツを洗う簡単な手順をご紹介。
備品
- 酵素系のシミ抜き剤
- 食器用液体洗剤
- スポーツユニフォーム専用の洗濯洗剤
ツール
- 清潔な予備の歯ブラシなどのブラシ
新しいベースボールパンツが放つさわやかな白さも、長くは続かないものだ。 ホームベースに滑り込んだり、ダイブしてボールを捕らえたりするうちに、白いベースボールパンツには頑張ったプレーの証がつく。草、土、汗などがシミになることも多い。
試合が終わったら、輝く白さを毎回保てるよう、ベースボールパンツを洗う必要がある。 そこで、自宅でベースボールパンツを洗うための6つのシンプルな手順をご紹介。非常に頑固なシミを落とすコツも併せてチェックしよう。
ヒント:労力を省きながらできるだけきれいに洗い上げるために、ベースボールパンツはなるべく早く洗おう。 汗やシミがついたまま放置する時間が長くなるほど、その汚れは落としにくくなる。
ベースボールパンツの洗い方
1.洗濯の前にシミを落とす
通常は、部分洗いをすることがベースボールパンツのシミを処理する最も簡単な方法だ。 まず、パンツの内側などの目につかない部分にシミ取り剤を少し付けてみて、変色しないかどうか確かめておくこと。
ただし、すべてのシミを同じ方法で処理すればよいわけではない。 草のシミと土のシミでは、推奨される処理方法が異なる。
- 草のシミ:シミ抜き剤を用意する。ラベルを見て、酵素系の洗剤であることを確認しよう。 酵素系のシミ抜き剤や洗剤は、草などタンパク質系のシミを落とす場合に最も効果が高い。 酵素系洗剤には、タンパク質由来のシミを分解する天然タンパク質が含まれているからだ。
(関連記事:シューズについた草の染みを取る方法)
- 土のシミ:液体の食器用洗剤や洗濯洗剤、シミ抜きスプレーといった界面活性剤を含む洗剤は、一般的に土のシミに効果がある。 なぜなら、 界面活性剤には、きれいにしようとする素材に水分を染み込みやすくする働きがあるからだ。
シミの部分全体に行き渡るように洗剤を塗布した後、 衣類をぬるま湯に浸し、最長で1時間つけ置く(お湯の温度は38℃以下)。
Nikeのベースボールパンツの多くはポリエステルを100%使用しており、つけ置きが可能だが、スパンデックスや類似の素材を含む衣類はつけ置きをしない方がよい。 生地を傷めるおそれがないかどうか、タグで確認しよう。
つけ置きした後、清潔な予備の歯ブラシなどのブラシで汚れをこすり、汚れの粒子を落としやすくする。 こすり洗いの後は、次のステップに従ってベースボールパンツを洗濯する。
(関連記事:白いシャツのシミを取る方法)
- 草のシミ:シミ抜き剤を用意する。ラベルを見て、酵素系の洗剤であることを確認しよう。 酵素系のシミ抜き剤や洗剤は、草などタンパク質系のシミを落とす場合に最も効果が高い。 酵素系洗剤には、タンパク質由来のシミを分解する天然タンパク質が含まれているからだ。
2.洗濯の準備をする
ベースボールパンツからベルトやパッドなどのアクセサリーを外し、分けて洗う。 色移りを避けるため、白いベースボールパンツは色の付いた衣類と一緒に洗濯しないようにしよう。
最後に、ジッパーやスナップボタンが閉じた状態であることを確認する。
3.洗濯機の設定を確認する
- 水温:水温が60℃以下であれば、設定はぬるま湯でもお湯でも構わない。 温度設定が不明な場合は、洗濯機の仕様書をチェックすること。 適温がわからなければ、ぬるま湯に設定しよう。
(注:水温が高すぎると、衣類が縮んだり、色落ちが進んだりする場合がある。)
- 汚れの度合い:「ガンコ汚れ」といったような、汚れたベースボールパンツに対応するコースを選ぶのがベスト。
- 水量:ベースボールパンツだけを洗濯する場合でも、中水位か高水位に設定することをおすすめする。水量が多い方が、洗いやすすぎを確実に実行できるためだ。
- 水温:水温が60℃以下であれば、設定はぬるま湯でもお湯でも構わない。 温度設定が不明な場合は、洗濯機の仕様書をチェックすること。 適温がわからなければ、ぬるま湯に設定しよう。
4.スポーツユニフォーム専用の洗濯洗剤を使う
pH7以下で、アルカリ性の性質が弱い洗剤を選ぶのがベストだ。 標準的な洗濯洗剤の多くはpHが7を超えるが、アルカリ性の性質が強いと色落ちが進みやすく、白いベースボールパンツに黄ばみが生じることがある。
pH値が低い洗剤を見つけるには、スポーツユニフォーム専用の洗剤を探すとよい。
ヒント:素材の速乾性が損なわれることがあるため、Nike Dri-FIT素材を含む衣類に柔軟剤を使用するのは避けよう。
5.シミが残っていないかどうかチェックする
ベースボールパンツの洗濯が終わったら、乾かす前にシミが残っていないかどうか確認しよう。 シミが付いたまま乾かすと、素材に染み込み、ますます落としにくくなる。 洗濯してもまだシミが残っていたら、乾かす前にもう一度同じ手順を繰り返して洗濯しよう。
6.干して乾かす
木製やプラスチック製のさびないハンガーを使用し、ベースボールパンツを干して乾かす。 完全に乾かしてからしまおう。
時間がなく、乾燥機で乾かす必要がある場合は、最も低い温度か「送風」に設定すること。 乾燥機には洗濯物を詰め込み過ぎないようにしよう。空気が循環するスペースが広い方がよく乾く。
ヒント:ベースボールパンツは、日光や蛍光灯の光にさらさず、涼しく乾燥した場所で保管するのが望ましい。 光にさらされると、白いナイロン生地が黄色に変色することがある。 オフシーズンの間、ベースボールパンツを段ボールに入れて保管する場合は、段ボールの色が移らないよう、紙などを敷くようにしよう。
よくある質問
ベースボールパンツの白さを復活させるにはどうすればよいか?
白いベースボールパンツには酸素系漂白剤を使用し、ラベルの指示に従って洗濯すること。 塩素系漂白剤は素材を傷めるおそれがあるため、ベースボールパンツに使用するのは避けよう。
白いベースボールパンツに付いた赤い土の汚れを落とすにはどうすればよいか?
赤い土の汚れを落とすには、食器用洗剤や洗濯洗剤、部分洗い用の洗剤を使って予備洗いをするとよい。 汚れの付いた部分に洗剤を塗布してパンツをぬるま湯につけ置きした後、汚れをブラシでこすり、汚れの粒子を浮かせるようにする。
その後、洗濯機の水温をぬるま湯またはお湯に設定し、スポーツユニフォーム専用の洗剤を使って「ガンコ汚れ」に対応するコースで洗濯する。 ベースボールパンツを干して乾かす前に、シミがすべて取れたかどうかチェックすること。
ベースボールパンツは洗濯機で洗えるか?
Nikeのベースボールパンツは洗濯機で洗える。 洗濯機の水温はぬるま湯またはお湯(60℃以下)に設定し、中水位または高水位を選ぶことをおすすめする。 スポーツユニフォーム専用の洗濯洗剤を使用し、「ガンコ汚れ」に対応する設定で洗濯しよう。
ベースボールパンツは乾燥機で乾かしてよいか?
ベースボールパンツは、木製やプラスチック製のさびないハンガーを使用し、干して乾かすのがベストだ。 干して乾かす時間がなく、乾燥機に入れざるを得ない場合は、最も低い温度か「送風」に設定すること。
文:ジェシカ・ムーリ