ロンドンのサッカークラブが地域を変える
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2015年の設立以来、ハックニー・ウィック・サッカークラブの創設者は、ピッチ内外にコミュニティを生み出すサポートを続けている。
最終更新日:2022年2月16日
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「サッカーには、人々を団結させる力がある」
これはロンドンのサッカークラブ、ハックニー・ウィックFCを創設したボビー・カサンガの言葉だ。これまで何度も世界中の都市やコミュニティで証明されてきた真実でもある。サッカーには、本当に状況を変える力があるのだ。
しかし一晩で状況が変わる訳ではない。夢を現実に変えるため、何年も努力を続ける人間が必要だ。ボビーは2015年に刑期を終え、自身の人生とコミュニティを変えたいと考えた。地元はギャングによる暴力と復興への希望が共存する町。ハックニー・ウィックFCを創設するため、ボビーは近所を一軒一軒回ってクラブ設立に必要な資金を集めた。創立から5年ほど経った今、ハックニー・ウィックFCには男性、女性、子どもを含む数百人のメンバーが参加している。
Nikeの最新シリーズ「From the Grounds Up(土台から変えていく)」で紹介するのは、サッカーとスポーツの力で地域社会や世界を変革する人々の物語だ。
上のビデオで1回目のエピソードを視聴したら、以下でハックニー・ウィックFCに関わる人々についてチェック。これから公開されるパリ・アレジアFCやメルボルンのフィッツロイ・ライオンズのエピソードもお楽しみに。
プレーヤー
「ボビーがハックニーにもたらした影響は絶大だよ。僕の仕事探しも手伝ってくれたし、他のプレーヤーたちの面倒も見てる。みんながベストの力を発揮できるように、多くのチャンスを与えてくれた」
ジェイデン
コーチ兼プレーヤー
サポーター
「大家族のようなものだよ。アウェイの試合にはみんなで一緒に行く。楽しいよ。心からそう言える。昨シーズン、FAカップのアウェイゲームがあった時は、50人を連れて会場に行った。とても良い1日だった。試合には負けたけど、最高の1日だったよ」
「ウィッカーマン」ことピート
クラブのサポーター
ボランティア
「ハックニー・ウィックには、こういうチームが必要。チームができるまでは、子どもたちはストリートをうろつくだけだった。ケンカが多くて、人々のつながりが薄いバラバラな町。このクラブが、地域にまとまりをもたらしてくれた」
ケリー
ボランティア
このストーリーは2019年6月に取材したものです。