ランニングの効果を上げるには

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最終更新日:2020年6月1日

By Nike Running

どんなランも、もっと楽しもう

走る「理由」を明確にして、数値ではなく走る楽しみに焦点を当てよう。

ランニングで重要なのは数値や測定基準だけではない。この記事でベネットコーチは、走る理由について考えてみることを促している。「なぜ」走るのかを絞り込むことで、測定基準ではなく走る楽しみに焦点を当てることができる。それが、ランを続けていくモチベーションになるのだ。数値がどのようなものであっても、ランが毎回小さな勝利になる。早速始めてみよう。

ランナーは、距離と速度の2つのパラメーターでランを評価する傾向がある。データに取り憑かれた現代社会では、基本的な測定値から最大酸素摂取量や歩数まで、あらゆる数値をソーシャルメディアで共有できる。しかし、数値だけにこだわる偏ったアプローチは、ランニングの楽しみを損ないかねない。

「人々はよく、レースやとてもハードなワークアウト、そして最長のランなどを重視しがちです」と、Nike Runningのグローバルヘッドコーチであるクリス・ベネット。「しかし、レベルが上がるにつれ、そういったマイルストーンの達成は難しくなります。それに、そういう達成だけを褒めるとしたら、自分の努力を認める機会も少なくなってしまうでしょう」

その代わりに、ランニングを単なる運動とそれに関連する数値以上のものとして捉えることができれば、楽しみながらランナーとしてさらに成長することができる、とベネットは言う。それを達成する近道は、「なぜ」走るのか、その理由を特定することだ。

「しかし、レベルが上がるにつれ、そういったマイルストーンの達成は難しくなります。それに、そういう達成だけを褒めるとしたら、自分の努力を認める機会も少なくなってしまうでしょう」

Nike Runningグローバルヘッドコーチ、クリス・ベネット

なぜ走るのかを考えよう。仕事のストレスを発散させるため?問題の対処方法や、クリエイティブな解決策を生むために役立つから?または、単純に外に出て日光を浴びるため?

どんなランも、もっと楽しもう

「なぜ」走るのか、または走る目的に焦点を当てることは、距離やスピードのみを考えて走るよりもずっと大きなモチベーションになる、とベネット。さらに、その目的を毎回意識して走ることで、自分を褒める機会となるのだ。

「なぜ」を知ることは、精神を鍛えるため、またはランニング目標のために努力する能力を伸ばすのにも役立つ。ハードな状況において限界を越えて進み続けるには、筋肉だけではなく強い精神力も同じくらい必要だ。「なぜ」走るのかを思い出すことによって、内面の強さを強化することができる。

重要なのは、目標をもって走るとランニングがますます楽しくなるということ。ベネット曰く、「ランニングは、私達が生命力に溢れ生きていることを実感させてくれます」「ランニングは楽しむべきもの。私達は、自分で走ることを選択しているのです」GPSウォッチをちらちら見ながら走っていたのでは楽しむことはできない。

だからといって、すべての数値を切り捨てる必要はない。「ランニングの成功基準に、他の要素を加えてみましょう」と、ベネットはすすめる。近所の急な登り坂を初めて走り終えた、仕事のプロジェクトの良いアイデアを思いついた、きれいな日の出を見た、などなど。「これらは距離やスピードには関係ありませんが、すべてすばらしい出来事であり、ランニングのパワフルな面なのです」

ランニングを向上させる3つの方法

走る理由がクリアになったら、ベネットコーチのアドバイスをランニングに活用しよう。

  1. 成功を心に描く。走る目的がストレス解消なら、ワークアウトを終える頃には、平穏な心でリラックスし、エネルギーに満ちた状態になっていることを思い描こう。体を鍛え、より健康になるために走る場合には、足を踏み出すたびにフォームや呼吸に意識し、心と体に起こっているすべてのポジティブなことを考えよう。
  2. 自分を励ます。自分に「できる」と言い聞かせるのは気恥ずかしいかもしれない。しかし、ポジティブなメッセージは、脳や脚にもっと力を発揮できると信じ込ませることができる。これは毎日のランニングでも、レースの日でも同様だ。
  3. 困難の中に機会を見出す。雨が降ってきたとき、あるいはルートで登り坂にさしかかったときに、すぐにネガティブな感情を持つ代わりに、そのような逆境がいかにランナーとしての自分を成長させ、鍛えてくれるかを考えよう。そしてランを終えたら自分を褒めよう。それがワークアウトでも人生であっても、逆境を乗り越えたこと、逆境の中で走り遂げたことは、努力を尽くして達成した証し。ベネット曰く、「すべてを簡単にするために走るわけではありません。もっと困難な状況に立ち向かえるようになるために走るのです」

「すべてを簡単にするために走るわけではありません。もっと困難な状況に立ち向かうことができるようになるために走るのです」

Nike Runningグローバルヘッドコーチ、クリス・ベネット

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公開日:2020年6月1日

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