ジム用ショートパンツを選ぶ3つのポイント
購入ガイド
ジムショートパンツは、デザイン性だけで選べばいいわけではない。ワークアウトで効果を得るには、適切な布地と機能性選びが欠かせないからだ。
正しいジム用ショートパンツは、太もものとの摩擦を減らして目標達成を後押ししてくれる。ジム愛好者いわく、ワークアウトウェアがジムへ行くモチベーションになっているのは事実だ。軽量で適切な機能性を備えたショートパンツで、エクササイズの効果をアップしよう。
マラソンに向けたトレーニングや筋力トレーニングなど、目的が何であっても本質は変わらない。アスリートにふさわしいのは、自信、着用感、パフォーマンスを向上させる適切なショートパンツだ。でも、いったい何をチェックして選べばよいのだろうか。
あまりにも多い選択肢の中から、トレーニングやフィットネスに最適な一枚を探すのはなかなか難しい。オプションを絞るには、まず布地とフィット感から選ぶこと。快適で機能的な条件を探ってみよう。そのあとで、自分のファッション感覚に合ったデザインを選ぶのがおすすめだ。
1. 適切な素材選び
ワークアウト用のショートパンツに使われる布地は、実に多種多様だ。コットンや竹繊維のような天然素材から、ナイロン、スパンデックス、ポリエステルといった合成素材まで、あらゆるタイプの布地がある。それぞれの素材にはメリットとデメリットがあるので、以下の点に注目して自分にぴったりのジムショートパンツを探してみよう。
- 体温調節機能: 体温に配慮した素材選びは大切だ。ほとんどの合成素材には速乾性機能が備わっているので、下半身の体温調節をサポートしてくれる。また、熱がこもった状態での運動後に汗をかきにくいという効果も期待できる。例えば Nike Dri-Fitを採用したウェアは、独自の構造によって水分を分散し、さらりと快適な状態をキープしてくれる。一方、コットンは汗を吸水したらしばらく乾かない。一般的に、メッシュ素材は通気性に優れ、軽量で汚れも落としやすい。
- 可動域: 着圧をかけるためにスパンデックスやナイロンを使用し、4方向に伸縮するワークアウト用ショートパンツもある。ヨガやウェイトリフティングでショートパンツを着用するなら、体の動きに沿ってくれるものがおすすめだ。
- 抗菌作用:人工素材の中には、雑菌やカビが繁殖しにくいように加工されているものもある。コットン、メリノウール、竹繊維などの素材は、素材本来にそのような機能が備わっている。さらに、天然素材は合成素材に比べてニオイがつきにくい。
- サステナビリティ地球環境への影響を減らしたいと考える人は、サステナビリティを意識した商品を選ぼう。現在、アパレル業界にはサステナビリティに関する業界標準や認定基準が定められていない。それでもあくまで廃棄物と二酸化炭素排出量を減らす商品を手に取るべきだ。これには、オーガニックコットン、ヘンプ、竹繊維、半合成素材のリヨセルといった、自然に還る有機的な素材で製造された商品も該当する。リサイクルポリエステルやリサイクルスパンデックスを組み合わせたスポーツショートパンツなど、混紡素材を使った商品もさまざまな意味で効果的だ。Nike 商品 の多くには、リサイクルされたポリエステルやナイロン、再利用した既存のプラスチック、毛糸、テキスタイルが使用されている。
2. 好みのフィット感を
ロングとショート。タイトとルーズ。あなたの取り組むアクティビティや、快適だと思う着心地に合わせてスタイルを選ぼう。ジムでよく行われるワークアウトごとに、探し方のヒントをご紹介。
- ランニング - 動きが激しい本格的な有酸素運動では、とにかく邪魔にならないものがおすすめ。股下が短いタイプは、ランニング、エリプティカル・マシン、サイクリングマシン、エアロビなどで人気だ。このようなアクティビティでゆったりした着心地のパンツを穿くと、動きの妨げになる。
- トレーニング - ハードな筋力トレーニングでは、軽量ながら柔軟でサポート感のあるものを選ぼう。薄い快適なウエストバンドが付いていれば、激しい動きの最中にもショートパンツをしっかり固定してくれる。
- ヨガ - ヨガマットの上で、スタイリッシュに過ごすためのマストアイテム。それは伸縮性と速乾性のある柔らかな素材のショートパンツだ。縫い目が少なく、体を包み込むようなフィット感もヨギたちの間で大人気。
一般的に、タイトなフィット感の方が激しい動きでもズレにくい。しかし中には、ゆったりとしたフィット感の方が快適でトレーニングしやすいというアスリートもいる。そんな人に理想的なのは、裏地の付いたリラックスフィットのショートパンツ。しかも皮膚との摩擦も防ぐという優れものがある。圧着感のある裏地が付いたショートパンツは、速乾性やタイトで伸縮性のあるフィット感を備えており、サポート性能と快適な着用感を両立してくれる。またコンプレッション ショートパンツは、ルーズなフィット感のアイテムとの相性が抜群だ。
3. あなたの個性を活かそう
ジムショートパンツ選びには、機能性だけでなくデザインも重要だ。お気に入りのスタイルをセレクトするときは、機能性と外観の両方を視野に入れよう。
ポケット付きのショートパンツがお好みなら、ライフスタイルに寄与するポケットを。ジムに持っていくのが鍵だけならオープンポケットで十分だが、ジッパー付きポケットならスマートフォンも安全に携帯できる。トレッドミルでランニングしながら音楽を聴く人には、スマートフォンを固定できる内蔵型のポケットが便利。
素材、フィット感、ポケットもデザインを左右する。そして最後は外観だ。落ち着いたカラーで装飾が少なめのシンプルなデザインか、大胆で鮮やかなカラーのデザインで楽しく装うのかはあなた次第。チャレンジする気分を盛り上げてくれるショートパンツがふさわしいので、この点で妥協はしないように。
ショートパンツ購入時によくある質問
妥当な価格は?
パンツは、スポーツウェアの中でも特に酷使されるアイテム。使用による消耗を想定して妥当な値段を選ぼう。ブランドや素材によって価格帯は異なるが、標準品質のものでおよそ2,500円、高品質のものでおよそ8,000円程度と見ていい。特別な機能が備わっていたり、コンプレッション機能が内蔵されている場合はさらに価格が追加されるだろう。
何着買えばいい?
店頭にはさまざまなタイプが揃っているので、まとめて全部買いたくなる気持ちも理解できる。しかし実際には、洗濯の頻度に合わせた数だけを購入すればOKだ。洗濯せずに同じものを着用するのは避けよう。精神衛生上もよくないが、感染や炎症につながる恐れがあり、ニオイの原因にもなる。簡単に言えば、洗濯は週に1回、ワークアウトは週に5回という人は、5着必要ということになる。
メンズとウィメンズのショートパンツの違いは?
昨今、多くのアスリートがジェンダーニュートラルなワークアウトウェアを求めているが、メンズとウィメンズのショートパンツには若干の違いがある。一般的に、メンズ用は股下が長めで、鼠径部のサポート感が高めだ。ウィメンズ用は、ウエストバンドの位置が高く股下が短め。前面のスペースも狭くなっている。
2イン1 ショートパンツとは?
2イン1 ショートパンツは、タイトなフィット感のインナーショートパンツと、ルーズなフィット感のアウターショートパンツで構成されている。ランニング用や、摩擦の少ない通気性アイテムを求めるアスリートに愛用されている。
洗い方は?
ショートパンツのタグに記載されている指示に従おう。しかし、タグを切ってしまった場合は、洗濯機では冷水、乾燥機では低温というルールを守ろう。乾燥機の代わりに物干しスタンドを使用すると、製品の寿命を延ばすことができる。また、お酢で予洗いをするとニオイやシミが取れやすくなる。
最適な下着は?
男女問わず、コンプレッション ショートパンツかインナーを穿くのがおすすめ。ジムショートパンツがメッシュ付き、またはサポート性に優れる裏地付きなら下に何も着用しないという男性もいる。とにかくどんな人でも、吸水性ではなく、速乾性素材の下着を着用するのが望ましい。