幅広の足にぴったりのシューズを選ぶには
購入ガイド
幅広の足には幅広のシューズが必要だ。 しかし、シューズショップすべてが幅広のサイズを用意しているわけではない。 そこで、シューズ購入時に覚えておきたいポイントを紹介しよう。
足の幅が広いと、適切なサイズのシューズを見つけるのが難しい場合がある。 ランニング、バスケットボール、陸上競技などのスポーツやアクティビティにおいて、足は要だ。足を大切に扱うことは必須である。
ワイド幅またはエクストラワイド幅のオプションがあるおすすめのNikeシューズは、以下のとおりだ。
- Nike Zoom Airテクノロジーを使用したシューズ
- Nike FlyEaseテクノロジーを使用したシューズ
- ナイキ エア ズーム ペガサス
- ナイキ エア ズーム ストラクチャー
- ナイキ ズーム ボメロ
シューズが適切にフィットしているか分からない人でも、適切にフィットしていると思う人でも、自分の足が幅広かどうかを簡単に確認できれば、それに越したことはない。 このガイドを読み、自分が取り組むスポーツやアクティビティに最適なシューズを手に入れよう。
幅広の足には、幅広のシューズが必要
通常、幅広の足に合うようにデザインされたシューズには、標準的なシューズと同じヒール構造が採用されているが、トゥボックスがより大きめで、足の前側の幅が広く作られている。また、より深さがあることもある。
さらに、フォームクッショニング、高品質の素材(スニーカーの場合はレザーのアッパー、ランニングシューズの場合は通気性に優れたメッシュのアッパーなど)、土踏まずのサポートといった人気の機能を他に備えている場合がある。
シューズを購入するにあたり、オンラインか実店舗かにかかわらず、パフォーマンス上のメリットをしっかり備え、快適な履き心地をキープしてくれる幅広のシューズを確実に手にするために覚えておきたいポイントがいくつかある。
幅広の足にぴったりのシューズを選ぶには
1.夕方に購入する
足は、一日を通し時間が経つにつれて大きくなる。 たくさん歩くことによって足の疲れが増し、敏感になることもある。 完璧とは言えないこの状態でシューズを試着することにより、フィット感のわずかな違いを感知できる可能性が高くなるのだ。
一見微妙と思えるそのような違いも、シューズを履いて長距離ランを行ったり、1日2回のトレーニングセッションを行ったりしていくと、大きな違いになりうる。 例えば、ストアでランニングシューズを試着したときにトゥボックスが少しきついと感じたとすれば、実際に履くときは更にきつく感じるようになり、走行距離が増えていくうちに深刻な痛みへと発展する可能性がある。
2.一緒に履くソックスを考慮に入れる
シューズ購入時には常に、トレーニング中に履く予定のソックスを履こう。 アスリートであれば、トレーニングのタイプ別に異なるスポーツ用のソックスを何足か持っていることが多い。
最適な条件でシューズのフィット感を確認するために、履く予定のソックス(複数ある場合はすべて)を履いて、購入候補のシューズを試着してみよう。 例えば、コンプレッションソックスの場合は足を引き締めるためシューズ内に余裕が出るが、ウールのハイキングソックスの場合は、より大きめのシューズが必要になる。
3.装具を持参する
もし、あつらえの矯正具や市販のインソールを使用する場合はシューズ購入時に持参しよう。 使用する装具のタイプによって、シューズのフィット感が大幅に変わる可能性がある。
通常は、シューズのインソールを取り出し、足全体をカバーする大きさの装具に取り替える。 だがほとんどの場合、シューズに採用されているインソールよりも装具の方が厚いので、使用しようと思っているインソールや装具を付けてシューズを試着することが重要なのだ。
4.両足とも試着する
当たり前だと思うかもしれないが、どれを購入するか決める前にシューズの左右両方を試着することを忘れずに。 左右の足で幅や長さが異なることは珍しくない。 もし異なる場合は、大きい方の足に合うシューズを購入する必要があるだろう。
とはいえ、小さい方の足に合わないシューズを履くのも理想的とは言えないため、新しいシューズを購入する際には必ず2足購入するアスリートもいる。
一部の限られたケースでは、左右の足のサイズが1.5サイズ以上違うアスリートに対して、Nikeが左右別々のサイズを提供する場合もある。 その他の詳細については、Nikeヘルプに問い合わせよう。
5.目で見て比較する
シューズを試着する前に、シューズを自分の足の隣に置いて、シューズの幅と足の幅を比べてみよう。 足よりもシューズの幅が少し幅広く見えるはずだ。 幅の狭いシューズの中に足を無理やり押し込むこともできるかもしれないが、そうするとシューズ内で足を快適に動かせるスペースがなくなってしまう。
自分の足に対してシューズが小さ過ぎるように見えたら、足幅の異なるシューズを頼んでみよう。 通常、ワイド幅のシューズはレギュラー幅のシューズよりも1cmほど幅が広く、エクストラワイド幅のシューズはワイド幅のシューズよりも1cmほど幅が広い。
6.シューズを試用しよう
どんなシューズを購入する場合も、ストアか自宅(オンラインで購入する場合でもストアで試着できるだろう)で必ず試着しよう。 ストアではぴったりだと思ったシューズでも、舗装路を数キロ走ったら、足が悲鳴を上げ始めるかもしれない。
購入前にシューズを試せるように、店内にトレッドミルを併設しているランニングストアもある。 他にも、外でテストランができる店舗があるかもしれない。 オンラインで購入する場合は、トライアルラン後でも返品できる返品ポリシーをその店舗が設けているかどうかをチェックしよう。
最後に、年を取るにつれて足のサイズが変わるということも覚えておこう。 長年同じサイズのシューズを履いていたとしても、自分の足を数年ごとに分析し、きちんとサイズを測り、自分にぴったりのシューズを購入するのが賢明である。
自分の足幅が広いかどうかを確認するには?
今までに、販売員がブランノックデバイスと呼ばれる金属製のスライダーを使って靴のサイズを判断するシューズショップに行ったことがある人もいるだろう。
しかし今では、ほとんどの人がいつも購入するサイズを基にオンラインでシューズを購入している。 では、自分の足が幅広であるかを調べるには、どうすればいいだろうか?
一番簡単な方法の1つは、スマートフォンアプリ(Nike公式のものなど)を使用することだ。Nikeのアプリは、足全体をスキャンして構造をマップ化し、13カ所でデータポイントを収集して、数秒で結果を通知する。
ああるいは、巻き尺(または定規)、ペン、紙2枚を使って足のサイズを計測することもできる。
- シューズを脱ぐ。
- 地面に用紙を置き、その上に立つ。
- 足の輪郭をなぞって線を描く。
- 最も足幅が広い部分(母指球があるところ)の長さを測る。
- もう一方の足についても同様に行う。
計測が終わったら、オンライン上の表と比較して自分の足がナロー、レギュラー、ワイド、エクストラワイドのいずれに該当するのかを判断する。
例えば、仮にウィメンズのサイズ7(24cm)のシューズを履いていて、足幅の最も広い部分が3 7⁄16インチ(約8.7cm)だった場合、ミディアム幅のシューズが合うだろう。 足幅の最も広い部分が3 5⁄16インチ(約8.5cm)だとしたらナロー幅のシューズ、3 9⁄16インチ(約9cm)だとしたらワイド幅のシューズが合うということになる。
足幅が広くなる原因
- 外反母趾:足の親指が真っすぐにならず内側に曲がってしまうことで、骨が突き出すという不快な症状が起こる。 外反母趾は、足に合わないサイズのシューズを長年履いている人や、関節炎といった症状がある人に起こりやすい。 つま先にハンマートゥ、たこといった症状が出ることもあり、この場合は幅広のシューズを履くことが必要となる。
- 扁平足:先天的または後天的に扁平足になることがある。 足のアーチが崩れると、足幅が広くなる。 1日中立ちっぱなしで、特に土踏まずのサポートがないシューズを履いている人は、徐々に扁平足になってしまう可能性がある。
- 体液貯留:むくみは、妊娠中や月経前のホルモンの変化の結果として起こりやすい。 特定の医薬品を摂取したときや鬱血性心不全などの疾病が原因で起こる可能性もある。
- 遺伝的要因:生まれつき足の幅が広い人もいる。 両親が幅広の足だと、その子どもも幅広の足となることが多い。
- 妊娠:妊娠の第2期や第3期中に足が幅広になったと感じる人が多い。 この時期には、ホルモンの働きによって靭帯が少し緩み、結果的に足幅が少し広くなる。
幅広のシューズを購入するべき理由
すべてのシューズメーカーが足幅の異なるシューズを製造しているわけではないので、幅広の足の人は、自分に必要な足幅のシューズがなかなか見つからないこともあるだろう。 その結果、デザインが気に入ったレギュラー幅のシューズに足を無理やり押し込んでしまおうという気持ちになるようだ。
しかし、サイズの合わないシューズを履くことによって、短期間のうちに痛み、不快感、むくみ、水ぶくれ、土踏まずの痛みなどが生じる可能性がある。 さらに時間が経つと、外反母趾、ハンマートゥ、魚の目、たこ、陥入爪、圧迫神経痛、骨棘などの症状が出ることもある。
また、足に合わないフットウェアは、年配の人や糖尿病の人の足の健康にも悪影響を及ぼす。 年配者も糖尿病患者も幅が狭過ぎるシューズを履きがちだが、糖尿病を抱えている人に関しては、痛み、足部潰瘍、下肢切断に繋がる可能性のある末梢神経障害と呼ばれる症状を発症するリスクがある。
きちんと足に合ったシューズは、快適さを手に入れ、最適なパフォーマンスを発揮するための必須条件でもある。 『Journal of Sports Science and Medicine』で発表された2020年3月の研究によると、適切なランニングシューズを履くことによって快適さが増し、ランニング関連のパフォーマンスが向上して、けがをする可能性が減少するという。
さらに、多くのランニングシューズは衝撃吸収性や安定性などの具体的な特長を持つようにデザインされている。 だが、フットウェアが足にきちんと合っていないと、その本来の目的を果たせないことが『Journal of Foot and Ankle Research』で発表された2018年7月の研究でわかった。
足にぴったりのシューズを見つけることは、順調にトレーニングを続ける助けとなる。試合に出続けられるか、あるいは控え選手になってしまうのかというほどの違いを生むのだ。
幅広の足に関するよくある質問
ワイド幅とエクストラワイド幅はそれぞれどのくらい広い?
サイズが1つ異なると、足幅は約1cm(約1/3インチ)異なる。 例えば、Nikeの同じモデルのシューズの場合、ワイドの足幅はレギュラーよりも約1cm広く、エクストラワイドの足幅はワイドよりも約1cm広い。
Nike.comでワイドシューズを見つける方法は?
Nike.comでは、希望の足幅のシューズを簡単に見つけることができる。 希望のカテゴリー(例:メンズ)の中でシューズを選択したら、 フィルター機能を使って理想の足幅を選ぶだけだ。 ナイキ エア ズーム ペガサス、ナイキ エア ズーム ストラクチャー、ナイキ ズーム ボメロには、幅が広めのシューズが用意されていることがある。