長距離ランにおすすめのシューズ5選
購入ガイド
長距離ランに最適なのは、長時間にわたり快適で安定した走りをサポートするシューズ。
長距離を走るには粘り強さと持久力が不可欠だが、どこまでも走れるよう適切なギアを装備することも同じく大切だ。 経験豊富なマラソンランナーでも、たまに長距離を楽しむランナーでも、長距離ランに適したシューズを選べば、丈夫でしっかりサポートしてくれる。
適切なランニングシューズを選ぶかどうかが、ランニングを快適に続けられるか、あるいは長期にわたって痛みやけがに悩まされるかの分かれ目になる。 しかし、長距離ランに最適なシューズといっても、足運び、足の形、好みのフィット感、スタイルの好みなど、個人のニーズによって異なる。 長距離ラン用のシューズは数多くあるが、どれが適切か判断するのは簡単ではない。 ここでは、自分にぴったりの長距離ラン用シューズを見つけるための候補の絞り方と、おすすめのNikeシューズについて紹介する。
長距離ランニングシューズを選ぶポイント
長距離ランニングシューズを選ぶ際は個人の好みが大きく影響するが、着目すべき重要な要素がいくつかある。 「長距離のランニングには、クッション性とサポート性に優れたシューズをおすすめします。全体的に快適で、衝撃を吸収し、全般的なけがを予防できます」と、ランニングフットウェア部門のNikeエキスパートでプロダクトラインマネージャーのアシュリー・キャンベルは説明する。
また、フィット感も非常に重要だと彼女は述べている。 ランニング中に起きやすい足のむくみに対応できるよう、トゥボックスに十分なゆとりがあるシューズを探す必要があるのだ。 さらに、足中央部とヒールでしっかり固定するサポート性も不可欠だと、キャンベルは説明する。
「競争心の強いタイプのランナーの中には、レースに向けてペースを上げるために、反発力を求める人もいるでしょう」
それから、走る地形も考慮したい。 キャンベルによると、トレイルでのランニングを好むなら、トラクション、土や石から足を守る保護性能、耐久性、排水性が強化されたシューズを選ぶことで、水たまりやぬかるんだ地面でもパワーを発揮できる。
長距離ランに耐える性能のテスト方法
Nikeの長距離ランニングシューズは、ハードな長距離ランに耐えられるよう、どのモデルも発売前に入念なテストを行っている。
シューズは、数百人のランナーが履いて何度もテストするのだ。 「長期間に及ぶテストでは、各アスリートが対象のシューズを履いて8週間走り、1週間あたりの走行距離も指定されます」とキャンベルは言う。 通常は週に最低35マイル(約55km)、テスト期間全体の走行距離は300マイル(約480km)以上に及ぶ。
テストに協力するランナーは、耐久性に関して問題がないかどうかを伝える。 キャンベルによると、路面を走るテストが終了したら、シューズは返却することが義務付けられているとのこと。試用後のシューズをNikeがテストし、エンジニアリングチームが検査するためだ。
ここで、シューズの摩耗や傷み具合などを測定する。 「開発プロセスの全段階を通して使用する材料を選んでいるので、これは耐久性の指標になります」とキャンベルは話す。
長距離ランにおすすめのシューズ
長距離レースに最適なシューズは、どこでどのように使用するかなど、いくつかの要因によって異なる。 長距離ランをサポートする、優れたNikeシューズを紹介しよう。
長距離のロードランニングに最適なトレーニングシューズ:ナイキ ボメロ ズーム 17
ロードランニングは関節に負担がかかるため、トレーニングシューズにはクッショニングが欠かせない。 キャンベルによると、ナイキ ボメロ ズーム 17は「素晴らしいクッショニング」を備えている。 ZoomXフォームとCushlonフォームに加え、最大限の反発力と耐久性に優れたトラクションを備え、ストリートや歩道を走り抜けられる一足だ。
安定性を強化した、長距離のロードランニングに最適なトレーニングシューズ:ナイキ ペガサス 41
安定性を重視するなら、ナイキ ペガサス 41がおすすめ。 2つのAir ZoomユニットとReactXフォームミッドソールを前足部とかかとに搭載し、反発力を強化している。 通気性に優れたメッシュのアッパーで、ランニング中も快適な履き心地が向上。 さらに、心地よい履き口、シュータン、ソックライナーでしっかりとフィットするデザインだ。 このシューズにはレギュラーサイズとエクストラワイドサイズがあり、カラーバリエーションも豊富。自分好みにカスタマイズすることもできる。
長距離レースに最適なシューズ:ナイキ ヴェイパーフライ 3
ナイキ ヴェイパーフライ 3は、レース当日のためにデザインされた一足。Nike ZoomXテクノロジーが反発力を発揮し、踏み出すたびに弾むような履き心地を実感できる。 かかと部分を膨らませたミッドソールで足の内側にかかる重さを軽減し、安定感を向上させている。 また、Flyknitの糸を使用して、通気性とサポート性を強化。 ヴェイパーフライ 3の特徴は、改良された薄いラバーアウトソール。耐久性を犠牲にすることなくアウトソールを軽量化している。 カラーバリエーションは9種類だ。
長距離のトレイルに最適なシューズ:ナイキ ゼガマ 2
トレイルランニングシューズには、小石の多い道や泥道など、さまざまな地形への対応が求められる。 ナイキ ゼガマ 2は、軽量のZoomXフォームミッドソールがハイレベルのクッション性を発揮するシューズ。 Vibram Megagripを搭載したアウトソールに、広い間隔でラグパターンを配し、ランニング中のトラクションを強化している。 また、足首部分に配したゲートルで、トレイルの小石などがシューズに入るリスクを減らせる。
さまざまな路面に対応する、長距離ランに最適なシューズ:ナイキ ペガサス トレイル 5
ランニングでロードとトレイルを行ったり来たりするなら、ペガサス トレイル 5がおすすめ。 どちらの路面にも対応する万能シューズは、ReactXフォームミッドソールでクッショニングを強化し、従来のバージョンよりもアウトソールのラバーの量を減らしている。 アウトソールがシューズの前面を包み込んで耐久性を強化。トラクションパターンとラバー素材が、トレイルでもロードでも抜群のグリップを発揮する。
文:コリン・ミラー