Nikeおすすめのマラソン用シューズ
購入ガイド
スピードとサポート性に着目して最適なギアをチョイス
マラソンにチャレンジするとなると、長距離を走るためのシューズが必要。 レース用シューズには、可能な限り軽量性を維持したままクッション性とサポート性を発揮するという、一見、不可能に思える性能が求められる。 持久力が試されるランに向けてギアを揃えたいなら、レース用シューズかランニングシューズ、あるいはその両方を選ぶことを検討してみよう。 ここではその理由を、完走を後押ししてくれる最適なシューズを見つけるためのヒントや提案とともに紹介する。
レース用シューズとは?
「スーパーシューズ」とも呼ばれるレース用シューズの役割は、スピードを向上させることだ。 軽量であるうえ、多くはカーボンファイバーのFlyplate(前に押し出される感覚を生む)やフォームのテクノロジー(クッショニングと反発力を発揮)といった最先端のテクノロジーを取り入れている。 クッショニングで衝撃を吸収して快適な履き心地を強化しながら、反発力によってバネのように弾む足運びをサポートする。 「レース用シューズはクッション性が高く、長距離を楽に走れるようサポートします」と、Nikeのグローバルフットウェア担当プロダクトラインマネージャー、エリオット・ヒースは話す。
マラソンにレース用シューズは必要?
多くのプロランナーにとってレース用シューズは欠かせないものだが、マラソンに必須というわけではないとヒースは説明する。 予算に合わない場合や、高いサポート性や安定性を求める場合は、代わりにランニングシューズを試してみよう。 高性能なトレーニングシューズは、レース用シューズの多くの機能を備えており、通常はクッション性に優れている。
それぞれ1足ずつ揃えるのもいい。 レース当日と一部のトレーニング日にはレース用シューズを履き、それ以外のトレーニング日にはランニングシューズを履くのだ。 これは足にもシューズにもメリットがある。研究によると、シューズを交互に使うことで、スニーカーの摩耗はもちろんのこと、けがのリスクも減らせるという。 さらに、ランニングシューズはレース用シューズよりもクッション性と安定性が高い傾向があるため、関節に優しく、リカバリーを促進する効果もある。
マラソン用のランニングシューズを選ぶときは、どのような特性に着目すべきか?
「マラソンは長い道のり」とヒース。 一般的に、持久力が求められるランニングに最適なシューズは十分なクッション性と保護機能を備えていて、推進力を発揮すると彼は説明する。 つまり、反発力に優れたクッショニングとカーボンファイバー製のFlyplateがスピードアップと疲労度の軽減に貢献し、十分な量のフォームが衝撃を和らげて快適な履き心地を提供する。 初心者であれベテランランナーであれ、肝心なのは、あなたの体に合う快適なシューズを選ぶことだ。
マラソンに最適なシューズは?
おすすめのレース用/ランニングシューズをヒースが紹介。 けがの心配があったり、どの機能を優先すべきかわからない場合は、スポーツ足専門医に相談することをおすすめする。
レース用シューズ
Nike Sport Research Labによる厳格なテストを経て完成したナイキ アルファフライ 3は、Nikeで最もクッション性と反発力に優れたシューズだとヒースは話す。 前足部に2つのAir Zoomユニットを搭載。バネのような繊維が収縮して反発し、反発力とスピードを向上させる。 かかとからつま先までのZoomXフォームミッドソールとの組み合わせでクッショニングを強化し、蓄えたエネルギーをランナーに還元する。 また、フルレングスのカーボンファイバー製プレートが安定性を発揮し、前に押し出される感覚を生む。
同じく高いクッション性と反発力を誇るナイキ ヴェイパーフライ 3は、フルレングスのカーボンファイバー製Flyplateと、かかとからつま先までのZoomXフォームも搭載している。 通気孔を配したワッフルパターンのアウトソールがトラクションを発揮する軽量シューズだ。 「ヴェイパーフライは、マラソンの距離に対応する素晴らしいレース用シューズ。それに用途が広く、短い距離のランにも対応します」とヒースは言う。
ランニングシューズ
ナイキ ズーム フライ 5は、ZoomXフォームミッドソールとカーボンファイバー製プレートを搭載。前足部にゆとりがあり、かかと部分の安定性を強化している。 「耐久性が高く、マラソンレース用シューズの履き心地が得られる入門モデルを求めているランナーに最適なのが、ズーム フライです」とヒース。
快適で反発力に優れた、多用途なナイキ ペガサス。 ペガサス 40は、2つのZoom AirユニットとNike Reactテクノロジー(軽量で耐久性に優れたフォーム)を搭載。 アウトソールに刻まれたワッフルのようなパターンがトラクションを発揮する。
ナイキ ストラクチャーの特長は、サポート性と快適な履き心地。 ミッドソールの後部から前部へのスムーズな体重移動を実現するため、厚めのフォームをつま先部分で上向きにカーブさせているとヒースは説明する。 ロッキングチェアのような形状のフォームに加え、前足部に内蔵されたZoom Airユニットがエネルギーリターンを生む。
文:ディナ・チェイニー