トレッドミルでのランニングに適したシューズの選び方
購入ガイド
ここで紹介するガイドラインを参考に、屋内でランニングのワークアウトを行う際に最適なランニングシューズを見つけよう。
ランニングを楽しむには、環境を整えることがとても重要だ。 必要なのは、最適なルート、最適な時間、最適な環境を見つけること。 その結果、屋外に出ることもあるが、屋内でのランニングが最適な場合もある。
トレッドミルでランニングをするなら、トレッドミルに適したランニングシューズが必要だ。
トレッドミルでのランニングは何が違うか
エクササイズという観点で見ると、トレッドミルでも屋外でも同じワークアウトをこなすことができるが、トレッドミルでは少しだけ手間をかける必要があるかもしれない。 それは、自分で条件を決めて、スピードや負荷、難易度を設定するためだ。 屋外でのランニングでは、条件は環境によって決まるが、想定外のことが起こることも多い。 たとえば、風が強い日に屋外でランニングをすると、普段とはまったく違うものになるだろう。
しかし、トレッドミルでのランニングでは、自分で厳しい条件を設定する必要がある一方で、毎日確実にランニングができるという利点もある。 屋内でのランニングなら、悪天候によって妨げられることはない。 また、トレッドミルの使用は関節にやさしく、便利でもある。
自分のペースや傾斜を設定できるため、一貫したエクササイズの習慣を維持したり、自分に合わせて負荷を上げていくことができる。トレッドミルは、フィットネスの目標の達成や管理に役立つ優れたツールなのだ。
屋外でのランニングとトレッドミルでのランニングは、違いはあれど、どちらが良い悪いということはない。 どちらでも身体を動かし、しっかりワークアウトをこなすことができる。
適切なシューズでランニングを行う
どんなアクティビティでも、常に適切なトレッドミル用ランニングシューズを履きたいものだ。 ここで重要となるのが、クッショニングと形状だ。 屋外でのランニングでは、さまざまな地形で足を快適に保つために、クッショニングに優れたシューズが必要となる。 スポーツでは、足の動きをサポートするために適切なシューズが必要だ。
トレッドミルでのランニングでも、トレッドミルだからこそランニングシューズに求められる要素がある。 マシン自体が実際の地面よりも高いクッショニングを備えているものの、適切なランニングシューズの重要性は変わらない。 トレッドミルでウォーキングを行う場合でも、ワークアウト用のシューズとしてランニングシューズを選ぶのが理想的だ。
1.土踏まずを考慮する
トレッドミルに適したランニングシューズを探す際にまず考慮すべきは、足の土踏まずだ。 土踏まずのタイプは、低、標準、高の3つ。
土踏まずが低い人は、自分は偏平足だと言う人もいる。 足がこのような形をしていると、通常より接地面が大きいため、走るときに足が外側に向きやすくなる。 適切なトレッドミル用ランニングシューズなら、動きをコントロールできるため、この土踏まずのサポートの問題に対処できる。
標準的な土踏まずの人は、適切なランニングシューズを見つけやすい。 ほとんどの人がこのカテゴリーに分類されるが、この場合は、フィット感に優れ、ある程度の土踏まずのサポートと安定性が得られるシューズを探せばよい。
土踏まずが高いかどうかは、足跡の形で判断できる。 足を踏みしめたときに、つま先とかかとの間がほぼ完全に分かれている場合、土踏まずが高いといえるだろう。 このような形の足では、走っているときに足を回転させたり、適切な歩幅を取ったりすることが難しくなる。 適切なランニングシューズを履けば、これを修正することができる。
自分の土踏まずのタイプを知ることで、適度なサポート性を備え、かかとからつま先までの動きをコントロールして力強く走れるランニングシューズを購入することができる。
2.足のにおいを抑える
汗をかくのは、屋外でのワークアウトだけとは限らない。トレッドミルでハードなランニングを行えば必ず汗をかく。 どうしても避けたいのは、足の汗によってランニングシューズにいやなニオイが付き、そのままクローゼットに入れると悪臭が残ってしまうことだ。
屋内でのランニングでも、通気性に優れたランニングシューズが大きな違いを生む。 軽量な素材で作られているものやメッシュを採用しているものなど、適度な通気性を備えたシューズを探すようにしよう。
3.ランニングのタイプに合った耐久性
トレッドミルを利用する場合、クッショニングが劣るシューズを履いてランニングを行っても、多くのランナーにとってはまったく問題はない。 どのみち、トレッドミルの走行面には、すでに多少のクッショニングが備わっているからだ。 自分に必要なクッショニングの度合いに応じてランニングシューズを選ぶとよいだろう。ただし、それは屋外でのランニング用のシューズとは異なる場合もある。
耐久性についても同じことが言える。 トレッドミルの走行面は一定で、シューズがさまざまな悪条件にさらされることはない。 水たまりや、でこぼこの地面を走ることもない。 そのため、トレイルなどの厳しい条件に対応するランニングシューズを使用する必要はない。
トレッドミルでも、長く使うほどシューズが摩耗するのに変わりはないが、足への全体的な負担はそれほど大きくないだろう。
4.ぴったりフィットするシューズを探す
ランナーが絶対に避けるべきシューズは、足に合わないものだ。 足のどこかが滑ったりずれたりすると、靴擦れができてしまう。 トレッドミルでのランニングにおいて、適切なフィット感とは、履き口が足首を包み込んで足の後ろを固定し、かかとが安定している状態を指す。
トレッドミル用のシューズには、サイドアーチのサポート性を備え、ランニングの動きに対して足を支えてくれるものを選ぼう。
最後に、トレッドミルの上で滑ってしまわないよう、シューズはトラクションに優れている必要がある。 シューズが原因でどこかバランスが崩れているように感じることほど、不快なことはない。 ミッドソール、アウトソール、前足部、トゥボックスなど、フィット感をしっかりと確認できるまで、家の周りで一定期間履き慣らすようにしよう。
こうした要素をすべて満たしていれば、足を快適に保つことができ、靴擦れも防ぐことができるはずだ。
5.弾むような履き心地
少し厚めのフォームや特別なクッショニングを備えたランニングシューズでも、ランニングをより快適に行うことができる。 これにより弾むような履き心地が得られるため、ペースにかかわらず、トレッドミルのワークアウトを軽快にこなすことができるのだ。
全体に厚めのクッショニングが施されていても、重さを感じないシューズがよいだろう。 適度な弾力性を備えつつ重量を抑え、トレッドミル上で動きやすく快適なシューズを厳選しよう。
正しいシューズを選ぶことが大切
ここまで述べてきたことをすべて踏まえると、トレッドミルに適したランニングシューズを探すべき理由は、足を安全に保つためだ。 クッショニングのある平らな走行面を走っていても、一定の衝撃はある。 足を地面に叩きつけることに変わりはなく、怪我をする可能性もないとは言い切れない。
ランニング用に設計されたシューズを履くことで足を保護できれば、今度は定期的なランニングにも挑戦できるようになる。 トレッドミルで定期的にランニングを行い、自身の身体面での課題もこなすためにも、完璧に計画されたランニングに取り組もう。
トレッドミルでのウォーキングとランニング
いつもトレッドミルでランニングしているわけではないという人は、ランニングシューズを履いてウォーキングをしても問題はないが、ウォーキングだけを行うなら、ウォーキングシューズを検討してもよいだろう。 トレッドミルでのウォーキングでも、傾斜やスピードを操作できるため、独自のメリットがある。 走りたくなったら、スピードを上げていけばよい。 スピードを落としたくなったら、またボタンを押すだけだ。
マシンを使って距離や心拍数、カロリーを記録することで、理想的な消費量までのランニングやウォーキングのワークアウトを考案することもできる。
トレッドミルは大部分の衝撃を吸収するため、トレッドミルでのウォーキングは、ランニングに比べて足への負担は軽い。しかしウォーキングシューズを履くことで、トレッドミルでのウォーキングのワークアウトで関節をより正常な状態に保ち、正しい足のアラインメントを維持することができる。
1足ですべてに対応できるトレッドミル用シューズ、つまり適切なランニングシューズがあれば、トレッドミルでさまざまなワークアウトを組み合わせたり、スピードを変えたりすることも簡単にできるようになる。 トレッドミルでのウォーキングでも長距離ランニングでも、適切なウォーキングシューズやランニングシューズが必要なのだ。
トレッドミルに最適なランニングシューズを履く
トレッドミルでのランニングやウォーキングは、屋外でのワークアウトとまったく同じというわけではない。 しかし、自分の足にぴったりフィットし、アクティビティや地形に応じたランニングシューズを見つけることで、どこで走ろうとも、最高のランニングを実現できる。
もちろん、ミッドソール、前足部、アウトソールがぴったりフィットし、かかとからつま先まで快適なシューズが望ましい。 トレッドミルに最適なランニングシューズでは、距離の長さにかかわらず、ランニングで最高の履き心地を得られるはずだ。 また、クッショニングが快適かどうかも確認してほしい。 準備が整ったら、さっそくトレッドミルを起動し、ランニングを始めよう。