初心者に最適なNikeランニングシューズの選び方
購入ガイド
Nikeには初心者にぴったりのランニングシューズが揃っている。 エキスパートがおすすめするシューズで、トレイル、トラック、ロードでのランを楽しもう。
ハイドレーションパックから速乾性に優れたTシャツや軽いキャップまで、ランナー専用のギアはたくさんある。 その中で何よりも大切なのが、シューズだ。
「トレーニングを生かすも殺すもランニングシューズ次第です」と語るのは、RRCA認証ランニングコーチであり、シカゴのCrossTown Fitnessでパーソナルトレーニング責任者を務めているエイミー・モリスだ。 「正しいシューズを選べば、全体的な疲労の緩和に役立つ、クッショニングと衝撃吸収が得られます。 ペース、距離、ストライドの調整に時間が必要な初心者にとっては、その点が特に重要です」
ランニング専門店に行けばしっかりサポートしてもらえるので理想的だ、と彼女は言う。 多数のシューズを試し履きし、トレッドミルで走っているときの自分の走り方をプロに見てもらうことができるからだ。 近くに店がない場合や自宅でくつろぎながら購入したい場合でも、初心者向けのNikeランニングシューズをオンライン購入できる。
まず、自分の土踏まずのタイプを知る
道路やトラック、トレッドミルのように平らな場所を走る場合、土踏まずが大きな要素になる、と理学療法士(D.P.T)の資格を持ち、シカゴでCore Physical Therapyを経営するジェイソン・カートは言う。 彼によると、土踏まずのサポートがしっかりしていないシューズで走っていると、足の痛みやすねの痛み、大腿四頭筋の横に位置する腸脛靱帯の緊張を引き起こすおそれがある。
自分の土踏まずを簡単に確認できる方法を紹介しよう。濡れた足で何も書かれていない紙やボール紙の上に立ち、その足跡を確認する。 足指と母指球の部分がはっきりとしていて、かかとにかけてのラインが薄い場合は甲高だ。 紙に足全体が写っていたら、それは偏平足の証拠だ。 足形の中央部または土踏まずの部分が途中まで写っており、土踏まずに沿ってカーブを描いている場合は、正常だ。
初心者に最適なNikeランニングシューズの選ぶには、1つのモデルを試し履きするのが良い、とカートは言う。
初めて5Kランニングに挑戦する、甲高の人へのおすすめモデル
「甲高の人は足の後部から前部への移動で負担がかかります。土踏まずが浮いたままで衝撃を吸収しないからです」とカートは指摘する。 「クッションが強めで、前足部への負担を和らげる土踏まずのサポートがついたシューズを探すと良いでしょう」
(関連記事:甲高の足におすすめのNikeランニングシューズ)
扁平足または土踏まずの少ない人へのファーストシューズ
「土踏まずがこのタイプの人は衝撃をもろに受け、足の後部から前部への移動の際、アーチ形状が機能しなくなります」とカートは言う。 「その場合は安定性を重視したシューズで土踏まずをサポートするのがおすすめです」
持久力を鍛えようとしている、正常な土踏まずの人へのおすすめモデル
2. ナイキ ズーム フライ
「この場合は選択肢が多いので、履き心地で決めると良いでしょう」とカートは言う。 「体型や体重も考慮に入れましょう。 長距離ランナーで体重が軽めの人には、エネルギーリターン率が高いシューズが有効です。 ある程度反動があるので、前進する力になります」
体重が重めの人は、「着地したときの衝撃を吸収するクッショニングが強め」のニュートラルなシューズを選ぶと良い、とカートは付け加える。
アウトドアやトレイルランニングを楽しみたい人へのおすすめモデル
1. ナイキ ワイルドホース
「トレイルランニングでは、これまで説明した足の形状を参考に、トレイルでのグリップ性、保護力、堅さで決めると良いでしょう」とカートは言う。 「変化の多い地形を走るときは、ストライドの長さが変わり、でこぼこした地面に着地します。 少し硬めのシューズを履くと、着地に最適な箇所を見きわめて、足をコントロールしつづけることが楽になります」
次に、走りたい地形を決める
シューズを選ぶうえで、走る場所は重要な要素になる。なぜなら、地形によってシューズに求められるものがまったく異なるからだ、とモリスは言う。 特に、岩場やぬかるんだハイキングトレイルを走るなら、強力なトラクションと足首サポートが必要になる。
トレッドミルや道路を走る場合はそうした要素はそれほど重要ではない。トラックの場合は、地面に弾力性があるので軽いシューズに向いており、スピードの向上にもつながる、とモリスは言う。
可能なら、ランニング専用のシューズを選ぼう。ランニングに出かけるときは、クロストレーニングシューズをジムに置いておくと良い。
「走っているときの足が必要とするサポートは、ランジやジャンピングジャックなどのエクササイズで必要なサポートと異なります」とカートは指摘する。 なぜなら、ランニングシューズはショックを吸収するように作られており、左右の動きに対して安定するようになっていないからだ。 また、ジムセッションにはトラクションが強すぎるトレイルランニングシューズはさておき、ランニングシューズも多方向の動きに必要な足首サポートを備えていないものが多い。
その他に、自分に合ったシューズを簡単に見つける方法は? ランナーに聞いたり、レビューを読んだりすることをモリスはすすめている。 ランナーはシューズの性能についてよく知っているし、ランニングに役立つヒントやコツも教えてくれる。活用すれば、すぐに初心者レベルから抜け出せるはずだ。
文:エリザベス・ミラード